(※メモの状態のまま埋もれていた下書きをまとめた記事なので、季節感などがかなりずれている場合があります。なかには最低限の備忘録に過ぎない記事もありますが、振り返ってみると、1年半ほどの間にワインから日本酒に魅了されていく過程が見えてきて個人的に後々参考になりそうだったので、整理することにしました)
「悦凱陣 山廃純米 無濾過生 オオセト H29BY」は、芹が谷にある秋元商店で購入。凱陣はご主人オススメの銘柄のひとつ。
基本的な情報をまとめておくと(ラベルなど参照)、醸造元:有限会社丸尾本店/醸造元所在地:香川県仲多度郡琴平町/原材料名:米・米麹/原料米:香川県産オオセト100%/精米歩合:60%/使用酵母:熊本9号/仕込総米:1000kg/日本酒度:+7/酸度:2.1/アミノ酸度:1.5/アルコール分:17度以上18度未満/醪日数:30日/醸造年度:平成29酒造年度仕込第13~14号/製造年月:30.06。
このオオセトは、「香川の地酒、悦凱陣 山廃純米 無濾過生 オオセトの燗であさりの酒蒸しやホタテとまいたけのホイル焼きをいただく」の記事で開栓してから、常温保存で43日目くらい。
その後、「香川の地酒、悦凱陣 山廃純米 無濾過生 オオセトの燗でトマトソースとゴルゴンゾーラのハンバーグをいただく」の記事を書いたときに、杉田衛保『究極の日本酒 マリアージュで楽しむ純米無濾過生原酒16本』の凱陣についての以下のような記述を参考にして料理をつくった。
「料理は、肉料理、チーズ料理に合います。チーズは特にブルーチーズに合います。日本酒のマッチングとしては究極です。ありえない世界です。ゴルゴンゾーラに合い、鶏にも合いますから、店のメニューでは、『軍鶏トマトガーリックバターゴルゴンゾーラ乗せ』。トマトがクッションの役を果たし、絶品の組み合わせです」
そういう意外性のある組み合わせがとても面白かったので、またゴルゴンゾーラを使った料理を探して、つくってみた。
まず、なすとトマト、ブルーチーズのオーブン焼き。サルボ恭子『チーズの料理』に「なすとトマト、ブルーチーズのオーブン焼き」として紹介されている料理にならったもの。別の料理のためにつくって余ったトマトソースを利用しているので、レシピとは少し違う。
材料は、なす、余ったトマトソース、ゴルゴンゾーラ、ミックスチーズ、塩、こしょうなど。これが予想外に美味しかった。
つづいて、ネットの「大人のおもてなしレシピ|ゴルゴンゾーラときのこのチキンソテー」(という記事があったのだが、見当たらなくなっていた)を参照してつくった鶏もも肉ときのこのソテー ゴルゴンゾーラソース。材料は、鶏もも肉、しめじ、椎茸、マッシュルーム、にんにく、生クリーム、ゴルゴンゾーラ、オリーブオイル、塩、こしょう、パセリなど。
こちらもめちゃくちゃ美味いし、それに合ってしまう日本酒というのも実に面白い。
《参照/引用文献》
● 『究極の日本酒 マリアージュで楽しむ純米無濾過生原酒16本』杉田衛保(花伝社、2016年)