(※メモの状態のまま埋もれていた下書きをまとめた記事なので、季節感などがかなりずれている場合があります。なかには最低限の備忘録に過ぎない記事もありますが、振り返ってみると、1年半ほどの間にワインから日本酒に魅了されていく過程が見えてきて個人的に後々参考になりそうだったので、整理することにしました)
「玉川 自然仕込 山廃純米 五百万石 無濾過生原酒 H29BY」は、弘明寺商店街のほまれや酒舗で購入。
基本的な情報をまとめておくと(ラベルや醸造元のHPの商品紹介などを参照)、醸造元:木下酒造有限会社/醸造元所在地:京都府京丹後市久美浜町/原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)/原料米:五百万石/精米歩合:66%/アルコール分:20度以上21度未満/製造年月:18.04/日本酒度:――/酸度:――。
醸造元のコメント(裏ラベルより):「蔵に住み着いている微生物のみで行った「自然仕込」の純米原酒です。自然の恵みである豊かな酸と旨味をお楽しみください」
玉川は、「京都の地酒、玉川 自然仕込 山廃ひやおろしで鶏の水炊きをいただく」や「京都の地酒、玉川 純米吟醸 福袋 無濾過生原酒でタラバガニ足をいただく」など、何度か飲んだことがあるが、いずれも四合瓶で、常温保存の熟成を念頭に置いて一升瓶を購入したのはこれが初めて。この時点から10か月後のいまも少しだけ残っていて、しまってある。
まだそれほど多くの酒を保存しているわけではないが、そのなかでは玉川は色がつくのが早いような気がする。試しにちょっと飲んでみたら、少し枯れた味わいもふくめて旨みがじわっと広がった。燗もしたい欲望にかられたが、もったいないのでまたにすることにした。
玉川の「自然仕込」シリーズは、酵母無添加もとから生まれた、酸とアミノ酸が豊富な純米酒。メインバージョンは但馬産北錦で、五百万石については、「麹造りなどの管理方法、成分ともに限りなく北錦バージョンに近く、味わいの違いは玄米品種の違いのみによるもの。呑み比べると面白い」とのこと。
本日はこの五百万石の常温で、豆腐サラダや鶏肉と夏野菜の黒酢あんかけをいただく。
ごく普通につくった豆腐サラダ。材料は、レタス、キャベツ、きゅうり、絹豆腐、コーン、かいわれ大根、大葉、中華ドレッシングなど。
鶏肉と夏野菜の黒酢あんかけ。「鶏と彩り野菜の黒酢あんかけ|ズバうま!おつまみレシピ|アサヒビール」を手本にして、ありあわせの材料でつくってみた。材料は、鶏もも肉、なす、かぼちゃ、れんこん、おくら、小麦粉、片栗粉、しょうが、酒、しょうゆ、ごま油、砂糖、黒酢、中華スープなど。
ここからはその翌日で、五百万石の上燗や燗冷ましで、もやしとハムのサラダやオリエント風スペアリブをいただく。
ごく普通につくったもやしとハムのサラダ。材料は、サニーレタス、もやし、ハム、きゅうり、大葉、マイ・フレンチ・ドレッシング、まる生ぽん酢など。
オリエント風スペアリブ。『Essenエッセンお料理基礎百科』(1988)に「スペアリブのオリエント風」として紹介されていた料理。材料は、豚スペアリブ、しょうが、しょうゆ、みりん、砂糖、タラゴン、クレソンなど。このスペアリブはシンプルだが、タラゴンの香りにそそられ、とても気に入っている。
五百万石の常温もいけるが、やはり上燗が旨い。
デザートは幸水なし。この器は金麦でもらったあいあい皿。けっこう活躍している。