今度は硬くて食べづらい紫(赤)キャベツでザワークラウトをつくり、アイリッシュシチューやアラ(という魚)のイタリアンソテーに合わせていただく

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がん予防効果も期待できるザワークラウト、今度はキャラウェイ風味をつくり、いわしのオイル漬けやソーセージなどといただく」の最後に、「次のザワークラウトは、紫キャベツで仕込む予定」と書いた。

サンダー・エリックス・キャッツは『サンダー・キャッツの発酵教室』でも『天然発酵の世界』でも、「僕はふつうのキャベツと赤キャベツを交ぜて、明るいピンク色のザワークラウトに仕上げるのが大好きです」と書いていて、それも面白いかと思い、当初はそれでいくつもりでいた。

紫キャベツのザワークラウト(キャベツと塩のみバージョン)

しかし、紫キャベツを刻み出したら、半端に残すより丸ごと仕込んだほうがよさそうだと思い(生だとけっこう食べづらいので)、結果的に紫キャベツだけのザワークラウトになった。今回は、キャラウェイシードやジュニパーベリーなどは入れず、キャベツと塩のみのシンプルなタイプ。

仕込んで3日目の紫キャベツのザワークラウト

仕込んで3日目のザワークラウト。泡が出てきている。

味の変化を楽しむためぼちびち食べ始める

味の変化を楽しむため、ぼちぼち食べ始める。ザワークラウトにすると食べやすくなるし、美味しい。

生ハムやザワークラウトをのせてさっそく試食

前の記事「ヨーグルトメーカーでつくったレーズン酵母で中種をつくり、その中種を使って生地をつくり、パンを焼いてみる」でも取り上げたが、この自家製酵母でつくったパンにのせたのも、このザワークラウト(仕込んでから5日後のもの)。

アイリッシュシチューと紫キャベツのザワークラウト

そして、紫キャベツのザワークラウトができたらつくろうと思っていたのが、アイリッシュシチュー。『鍋料理 寄せ鍋からビーフシチューまで、温かい世界の家庭料理(暮しの設計 NO.161)』に「アイリッシュシチュー」として紹介されている料理にならったものだが(わが家で育てているコモンタイムを使用)、そのレシピには、「この料理には必ず、赤キャベツのピクルスが添えられます」と書かれていて、そちらのレシピも紹介されている。紫キャベツを刻んで、一度塩につけてから塩抜きし、酢、砂糖、黒コショウでつくった漬け汁に漬けたピクルスだが、間違いなくザワークラウトでも合う。

アラ(という魚)のイタリアンソテーと紫キャベツのザワークラウト

こちらは、アラ(という魚)のイタリアンソテーと紫キャベツのザワークラウト。

《参照/引用文献》
● 『天然発酵の世界』サンダー・エリックス・キャッツ きはらちあき訳(築地書館、2015年)





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