「がん予防効果も期待できるザワークラウト、今度はキャラウェイ風味をつくり、いわしのオイル漬けやソーセージなどといただく」の最後に、「次のザワークラウトは、紫キャベツで仕込む予定」と書いた。
サンダー・エリックス・キャッツは『サンダー・キャッツの発酵教室』でも『天然発酵の世界
』でも、「僕はふつうのキャベツと赤キャベツを交ぜて、明るいピンク色のザワークラウトに仕上げるのが大好きです」と書いていて、それも面白いかと思い、当初はそれでいくつもりでいた。
![紫キャベツのザワークラウト(キャベツと塩のみバージョン)](https://suburban-landscape.net/wp/wp-content/uploads/2020/12/a448af697a0babe441bcd1f68de65d40-400x300.jpg)
しかし、紫キャベツを刻み出したら、半端に残すより丸ごと仕込んだほうがよさそうだと思い(生だとけっこう食べづらいので)、結果的に紫キャベツだけのザワークラウトになった。今回は、キャラウェイシードやジュニパーベリーなどは入れず、キャベツと塩のみのシンプルなタイプ。
![生ハムやザワークラウトをのせてさっそく試食](https://suburban-landscape.net/wp/wp-content/uploads/2020/12/4f1b599b5d499fa8f0285d0cc468de4d-400x300.jpg)
前の記事「ヨーグルトメーカーでつくったレーズン酵母で中種をつくり、その中種を使って生地をつくり、パンを焼いてみる」でも取り上げたが、この自家製酵母でつくったパンにのせたのも、このザワークラウト(仕込んでから5日後のもの)。
![アイリッシュシチューと紫キャベツのザワークラウト](https://suburban-landscape.net/wp/wp-content/uploads/2020/12/0791e3367c4e419bb791e4db6968129c-400x300.jpg)
そして、紫キャベツのザワークラウトができたらつくろうと思っていたのが、アイリッシュシチュー。『鍋料理 寄せ鍋からビーフシチューまで、温かい世界の家庭料理(暮しの設計 NO.161)』に「アイリッシュシチュー」として紹介されている料理にならったものだが(わが家で育てているコモンタイムを使用)、そのレシピには、「この料理には必ず、赤キャベツのピクルスが添えられます」と書かれていて、そちらのレシピも紹介されている。紫キャベツを刻んで、一度塩につけてから塩抜きし、酢、砂糖、黒コショウでつくった漬け汁に漬けたピクルスだが、間違いなくザワークラウトでも合う。
《参照/引用文献》
● 『天然発酵の世界』サンダー・エリックス・キャッツ きはらちあき訳(築地書館、2015年)
● amazon.co.jpへ