「松みどり 純米酒 R1BY」はいただきもの。
基本的な情報をまとめておくと(裏ラベルや醸造元サイトなど参照)、醸造元:中沢酒造株式会社/醸造元所在地:神奈川県足柄上郡松田町松田惣領/原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)/使用米:長野県産「美山錦」/精米歩合:55%/使用酵母:協会9号/アルコール分:15度以上16度未満/日本酒度:+2~3/酸度:1.3~1.4/製造年月:21.1。
醸造元のコメント(中沢酒造公式サイトの商品説明より):「穏やかな香りで、お米本来の旨味が感じられる純米酒です。やや辛口のお酒で、冷やしても温めてもオススメです」
令和二年東京国税局酒類鑑評会 清酒燗酒部門「優等賞」受賞。
この松みどりはこの日に抜栓。わが家では珍しいことではないが、この酒も長い間、常温で寝かせておいた。
刺身類につけるこの日の醤油は、末廣醬油の「京丹波六右エ門 黒大豆みそたまり」(開栓後冷蔵保存で45日目、目安の1か月を過ぎてしまったができるだけ使い切りたいと思っている。100mlなので甘く見ていたが、刺身だけに使っているとそうそう減らない)。
さつまいもとくるみの醤(ひしお)炒め。清水紫織『発酵料理のきほん』に「さつまいもとくるみの醤炒め」として紹介されている料理にならったもの。さつまいも、まいたけ、くるみ、しょうが、シナモンパウダー、醤、相生 古式本みりん、バター、オリーブオイルなど。いも類のストックにさつまいもが残っていると、ついついこれをつくりたくなる。
今度は松みどりのぬる燗で。いつもはだいたい一度60℃まで上げるが、3日前の宗玄と同じようにぬる燗で。錫半のちろりに入れた酒を湯煎で40℃まで上げて、それをお気に入りのごつい陶器の徳利に少し高い位置から注ぎ、徳利を湯に戻してしばらく待つ。最終的な温度は確認しないので、まあほぼぬる燗。やはり常温より燗のほうがうまい。
あとでこの酒のことを少し調べたら、「中沢酒造 鍵和田亮 インタビュー|filament」という記事があり、そのなかに「『松みどり 純米酒』はうちの主力のお酒です。すっきりとした、飲み飽きしないタイプで、冷やでも少し温めても美味しいですね。やはり魚介や出汁のきいている料理によく合います」という発言があった。
抜栓後の四合瓶はあまり常温保存しようと思っていないので、春に開けた吟望天青(「神奈川の地酒、吟望天青 秋 純米おりがらみの常温と上燗ではちびき(赤さば)の炙り、カルパッチョ、かぶとやあらの塩焼きと骨湯、ひれぐろ(なめたがれい)の煮つけをいただく」)と同じように、抜栓したからには比較的短期間で飲み切るつもり。
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