奈良の地酒、春鹿 青之鬼斬 生酛純米 超辛口 生原酒 H30BYの燗でそら豆のうま煮や水炊きの残りの鶏がらスープを使った鍋焼きうどんをいただく

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「春鹿 青之鬼斬 生酛純米 超辛口 生原酒 H30BY」は、磯子方面の散歩コースの近くに店をかまえる山本屋商店で購入。

磯子にある山本屋商店で購入した「春鹿 青之鬼斬 生酛純米 超辛口 生原酒 H30BY」のラベル「春鹿 青之鬼斬 生酛純米 超辛口 生原酒 H30BY」の裏ラベル

基本的な情報をまとめておくと(裏ラベルや醸造元である今西清兵衛商店の商品説明を参照)、醸造元:株式会社今西清兵衛商店/醸造元所在地:奈良県奈良市福智院町/原材料名:米(国産)・米麹(国産米)/原料米:五百万石/精米歩合:60%/使用酵母:協会901号/アルコール分:18度/日本酒度:+11.0/酸度:2.0/製造年月:19.7。

醸造元のコメント(裏ラベルより):「清々しい香り、豊醇な旨みと冴える斬れ味。氷温の酒蔵でじっくりと力をたくわえ、盛夏限定クールな「青乃鬼斬」ここに見参」

春鹿を醸す今西清兵衛商店は明治20年(1887)創業。仕込み水は春日山系の湧水(硬水)。山本屋商店でこの春鹿を買ったときに、この蔵元と志賀直哉の結びつきについて話を聞いたような気がして、あらためて調べてみたら、「◆『春鹿』立ち読み2◆ 志賀直哉と『今西家』|日本名門酒会」に以下のような記述があった。

「もうひとついえば、日本の文学史上有名な白樺派の文豪・志賀直哉が『今西家』の「離れ」に住んでいたことがあった。
志賀は、八十八年の生涯で転居を二十八回もした人だが、京都山科から奈良へ移った時には、新居が完成するまでの間、この「離れ」や紀寺の借家に住んだのである。志賀直哉四十二歳から五十六歳まで、それはちょうど、代表作『暗夜行路』の執筆時期にあたっている」

山岳信仰に関心がある筆者には、霊峰・大山が背景になる『暗夜行路』の終盤が印象に残っている。そして後に実際に登った大山も素晴らしい山だった。

この春鹿は季節限定酒なので普通は買ったら短期間で飲み切るのだろうが、昨年(2019)の夏に抜栓して、魚介などで何度か飲んでから寝かせておいた。常温保存で9か月と10日ほどたっている。

そら豆のうま煮

この日の料理はまず、そら豆のうま煮。西健一郎『季節のおかず 暮しの設計216号』に「空豆のうま煮」として紹介されている料理にならったもの。材料は、そら豆、だし、砂糖、塩、薄口しょうゆ、重曹など。塩ゆでとはまた違う、ちょっと甘めの味つけがいい。

水炊きで残った鶏がらスープでつくった鍋焼きうどん

前日の水炊き(「急に寒くなった日に大阪の地酒、秋鹿 純米吟醸 二年熟成 阿波山田錦 H23BYの燗で鶏がらを使った水炊きをいただく」)で残った鶏がらスープを使ってつくった鍋焼きうどん。材料は、鶏がらスープ、うどん、鶏もも肉、ほうれん草、かまぼこ、油揚げ、しいたけ、卵、薄口しょうゆ、みりんなど。

春鹿を熱燗の手前まで温めて

熱燗の手前まで温めた春鹿で。前日が秋鹿でこの日は春鹿。いくらか色がついてきて、熟成香がまじる。筆者はこの味のほうが好み。美味しいと思う。また寝かせておくことにする。





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