ポルトガル(アレンテージョ)ワイン、アート・テッラ オーガニック 2015で豚ばら肉とザワークラウトのトマト煮込み、ミートソースのグラタンをいただく+発酵にまつわる日々の作業

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「アート・テッラ オーガニック 2015」は、(だいぶ前のことで記憶が少し曖昧だが)関内駅近く、大通り公園わきに店を構える葡萄屋・関内店で購入。

葡萄屋・関内店で購入したポルトガル(アレンテージョ)ワイン「アート・テッラ 2015」のラベルポルトガル(アレンテージョ)ワイン「アート・テッラ 2015」の裏ラベル

基本的な情報をまとめておくと(裏ラベルやインポーターであるモトックスの商品説明葡萄屋の商品説明などを参照)、生産地:ポルトガル、アレンテージョ地方/生産者:カザ・レウヴァス(Casa Relvas)/品種:シラー50%、トゥーリガ・ナショナル50%/醗酵:ステンレスタンク/熟成:ステンレスタンク6か月、瓶熟成6か月/アルコール度数:14.5%/味わい:フルボディ。

商品詳細(葡萄屋の商品説明より):「深みのある綺麗な濃いルビーの色調。赤いベリーの香りやミントのアロマを持ち、オレンジやレモンピールのようなほろ苦いニュアンスがほのかに感じられます。
果実の凝縮感があり、力強く飲みごたえのある味わい。タンニンは柔らかく、果実味に溶け込んで一体感があります。
口当たりはしっかりとしながらも優しい印象。お食事が一層進む、親しみやすい味わいです」

▼ ワイナリー、カザ・レウヴァスは、創設者アレクシャンドレ・レウヴァスが、1997年にアレンテージョ地方のSão Miguel de Machedeに彼のアフリカのルーツに通じる風景を見出したことからプロジェクトが始動し、2003年にワイナリーが設立されたという。

▼ カザ・レウヴァスを紹介する動画。葡萄屋の商品説明のなかに、ワイナリーについて、「葡萄畑にはロバが放し飼いにされ、除草や土を耕す役目を果たしています」とか「畑の周辺には、コルクの森と呼ばれる、”Montados”があり、CO2削減の効果があるコルクの樹が10万本植樹されています」といった記述があったが、動画の中盤あたりでそんな風景や環境を見ることができる。

料理に行く前に発酵にまつわるこの日の作業のことを。

常備している自家製発酵ピクルスの仕込み

常備している自家製発酵ピクルスの仕込み。野菜(このときは、きゅうり、にんじん、セロリ)を容器に詰め、2~3%の食塩水で満たし、常備している自家製ザワークラウトか発酵赤系大根の漬け汁をスターターとして少し加えて、あとは発酵するのを待つだけ。

ではこの日の料理へ。

自家製発酵ピクルス、パープルスティックとのミックス・ザワークラウト、チーズの盛り合わせ

常備している自家製発酵ピクルス(この日も仕込んだ)、きゃべつとパープルスティック(紫にんじん)を混ぜて発酵させたミックス・ザワークラウト(「横須賀の大型農産物直売所「すかなごっそ」で購入した新鮮キャベツとパープルスティックを混ぜて発酵させるザワークラウトをつくったら、これがおいしかった」)、2種のチーズの盛り合わせ。

豚ばら肉と自家製ザワークラウトのトマト煮込み

豚ばら肉と自家製ザワークラウトのトマト煮込み。海鋒勇『家庭の味わい イタリア料理 (暮しの設計 163)』に、「豚バラ肉とキャベツの煮込み」として紹介されている料理のアレンジ。キャベツの代わりに自家製ザワークラウトを使っている。材料は、豚バラ肉、自家製ザワークラウト、たまねぎ、オリーブオイル、アンチョビ、白ワイン、トマト缶、ブイヨン、小麦粉、塩、こしょうなど。「兵庫の地酒、竹泉 純米吟醸 幸の鳥 2013BYの熱燗で豚ばら肉と自家製ザワークラウトのトマト煮込み、バジルミックスを練り込んだワイルドストロベリー(葉)酵母のカンパーニュをいただく」のときに、試しにつくってみたらとてもおいしく、「これから頻繁につくりそうな予感がする」と書いていた。ザワークラウトに塩分があるので、塩はほとんど使っていない。

ミートソースのグラタン

パスタ用に多めにつくって残ったミートソースを使ったグラタン。

ポルトガルワイン、アート・テッラで豚ばら肉と自家製ザワークラウトのトマト煮込みやミートソースのグラタンをいただく

アート・テッラ 2015は、ワインから日本酒に移行する前に購入し、セラーに入れっぱなしにしていたワインの1本。日本酒であればいくらでも寝かせておくところだが、リーズナブルなワインを安物のセラーに入れておいても、なにもいいことはないだろうと思い、飲むことにした。凝縮感はあるが、重くはなく、柔らかな飲み口。ただいくらかアルコール感が強いような気がするのは、長い間置いておいたせいなのかもしれない。

たまに飲むとワインも新鮮でおいしいと思うが、抜栓しても寝かせておけて、燗して温度で遊べて、原料が米なので幅広い料理に合う日本酒はやはり魅力的。





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