香川の地酒、悦凱陣 山廃純米 無濾過生 赤磐雄町 H29BYの熱燗でにんじんのサブジ、いとよりのココナッツカレー、クミンとカレンズのカンパーニュをいただく+びわの酵母起こし

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「悦凱陣 山廃純米 無濾過生 赤磐雄町 H29BY」は、芹が谷にある秋元商店で購入。

芹が谷の秋元商店で購入した「悦凱陣 山廃純米 無濾過生 赤磐雄町 H29BY」のラベル

基本的な情報をまとめておくと(ラベルを参照)、醸造元:有限会社丸尾本店/醸造元所在地:香川県仲多度郡琴平町/原材料名:米・米麹/原料米:雄町100%(岡山県産)/精米歩合:68%/使用酵母:熊本9号/仕込総米:1000kg/日本酒度:+7/酸度:2.1/アミノ酸度:1.2/アルコール分:18度以上19度未満/醪日数:30日/醸造年度:平成29酒造年度仕込第24~27号/製造年月:30.09。

醸造元のコメント(裏ラベルより):「凱陣は、四国は讃岐の国こんぴらさんの東に在る蔵の手造り清酒です。当初は幕末時代天領で桂小五郎や高杉晋作が潜伏していたこともある蔵で、選び抜かれた国内の新米と讃岐の偉人空海ゆかりの満濃水系の伏流水を使い丹精込めて醸し上げた純米造りのお酒でございます」

この凱陣は、「香川の地酒、悦凱陣 山廃純米 無濾過生 赤磐雄町 H29BYの燗で鶏手羽先の醤油煮込みやむらさきいものご飯をいただく」のときに抜栓してから常温保存で2年と8か月ほど。

料理に行く前に発酵にまつわるこの日の作業のことを。

庭のびわの木にたくさん実がなる

庭のビワの木にたくさん実がなったので、収穫してビワジャムをつくってみた」や「庭の木になったビワをさらに3回も収穫し、せっせとジャムをつくる」で書いたように、2年前には庭のびわの木にたくさん実がなり、ジャムをつくった。昨年は1、2本の枝に実がなっただけで、しかも熟してきたかと思ったらひと晩でそれがなくなっていた。

今年はたくさん実がなったが、それが夜のうちに減っていくので、夜中に様子を見たら、どこから来たのかハクビシンが潜んでいた。

まだ熟していないびわで酵母を起こしてみる

このままでは、実が熟す前にみな食べられてしまいそうなので、とりあえず熟していなくても少し収穫し、いつものレーズン酵母やりんご酵母と同じように酵母を起こしてみることにした。

ではこの日の料理へ。

にんじんとグリンピースのサブジ

にんじんとグリンピースのサブジ。インド料理のレシピ集、レヌ・アロラ『私のインド料理』に「にんじんのサブジ」として紹介されている料理にならったもの。材料は、にんじん、グリンピース、クミンシード(粒)、ターメリック(粉)、レッドペッパー(粉)、コリアンダー(粉)、ガラムマサラ、塩、サラダ油。

いとよりのココナッツカレーいとよりのココナッツカレーに使ったスパイス類など

いとよりのココナッツカレー。同じく『私のインド料理』に「魚のココナッツカレー」として紹介されている料理にならったもの。使った魚は、「神奈川の地酒、隆 純米吟醸 若水 熊本酵母 無濾過生原酒 R2BYの常温でいとよりのカルパッチョ(自家製塩レモン)やグラタン、魚のブイヨンを使ったあらのスープをいただく」のときにさばいたいとより。

材料は、いとより、玉ねぎ、にんにく、しょうが、ココナッツミルク、レモン汁、シナモンスティック、コリアンダーシード(粒)、クミンシード(粒)、ポピーシード(粒)、カルダモン(粒)、クローブ(粒)、赤唐辛子、ターメリック(粉)、サラダ油、水、塩など(レシピはココナッツジュースだが、ストックしてあったココナッツミルクを使用)。スパイス類は乾煎りしてフードプロセッサーにかける。手間はかかるが、いつもは使わないカルダモンやシナモンの香りが混じり合い、とてもおいしい。

悦凱陣の熱燗でにんじんとグリンピースのサブジやいとよりのココナッツカレーをいただく

ココナッツカレーといっしょに、「バナナ酵母につづいていちご酵母、レーズン酵母、りんご酵母の中種を並行して育て、胚芽小麦、バジルミックス、カレンズやクミンを練り込んだカンパーニュを焼く」で取り上げたカレンズとクミンシードを練り込んだりんご酵母のカンパーニュもいただいた。中種がうまく育たなかった失敗作だが、味はまあまあ。

悦凱陣・赤磐雄町の熱燗で。このところスパイスカレーには、同じ凱陣の讃州雄町を合わせていたが、久しぶりに赤磐雄町を出してみた。どちらもH29BYだが、赤磐雄町の方が抜栓後に常温でより長く寝かせているので、ナッツのような風味によりこなれたコクを感じ、ココナッツの風味にも合うように思えた。





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