しばらく仕事が立て込んで、パンづくりは、酵母エキスの種継ぎや中種を保存するための継ぎ足しだけになっていたが、少し時間ができたので、いちご酵母、レーズン酵母、りんご酵母の中種を並行して育て、たてつづけにカンパーニュを焼いた。
バナナ酵母の中種も並行して育てていたが、一足先に生地にしてカンパーニュを焼き、前の記事(「兵庫の地酒、竹泉 純米吟醸 幸の鳥 2013BYの熱燗で麻婆豆腐や豚ばら肉の煮込み 八角風味をいただく+自家製バナナ酵母を使い中種法でカンパーニュを焼く」)に盛り込んだので、こちらには入れなかった。
生地を二分割して、ふたつ焼き、前に焼いたときのような出来にならなかったのが残念だったが、ひとつはプレゼントにした。富澤商店で購入したロースト小麦胚芽(ロースト小麦胚芽(日本製粉) / 200g TOMIZ(創業102年 富澤商店))が練り込んであり、香ばしい風味がする。
その中種を使った生地で焼いたレーズン酵母のカンパーニュ。富澤商店で購入した製パン用 バジルミックスが練り込んであるので、バジルの香りが漂う。
こちらが残念なその結果。カレンズとクミンが練り込んである。ただ、味のほうはがっかりするほどではなかった。
たてつづけにこんなに焼いてどうするのかと思われるかもしれないが、「フェンネル酵母の中種を育て、ピザ生地をつくり、小分けにして冷凍保存する――あるいは天然酵母のパンや生地の保存について」で書いたように、天然酵母パンは冷凍してもあまり風味や食感が失われることがないので問題なし。
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