兵庫の地酒、香住鶴 生酛からくち 生詰原酒でいわし明太、豚肉と白菜の炒め煮、豚バラと大根の煮込みをいただく

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(※メモの状態のまま埋もれていた下書きをまとめた記事なので、季節感などがかなりずれている場合があります)

「香住鶴 生酛からくち 生詰原酒」は、磯子方面の散歩コースの近くに店をかまえる山本屋商店で購入。

磯子の山本屋商店で購入した「香住鶴 生酛からくち 生詰原酒」のラベル「香住鶴 生酛からくち 生詰原酒」のラベル側面

基本的な情報をまとめておくと(ラベルなど参照)、醸造元:香住鶴株式会社/醸造元所在地:兵庫県美方郡香美町香住区/原材料名:米(日本産)・米こうじ(日本産米)・醸造アルコール/使用米:但馬産五百万石100%(※「このお酒は100%、米及び米由来の原料で醸造しています」という断りあり)/精米歩合:68%/アルコール分:20度/製造年月:17.3。

まずは、香住鶴株式会社のホームページで沿革その他をチェック。

香住鶴株式会社は1725年(享保10年)創業。「伝統的な酒造り「生酛・山廃」酛を全仕込みに採用する全国的にも稀な酒蔵」とのこと。

筆者が特に関心を持つ自然や水については、以下のような記述がある。「香住鶴では兵庫県最高峰(1510m)、氷ノ山(ひょうのせん)を源とし日本海に流れ込む清流矢田川(やだがわ)と、その矢田川の支流である幸谷川(こうたにがわ)の地下50mより汲み上げた伏流水を仕込水として使用しています。汲み上げられた清冽な地下水は1年を通して15℃前後を保っており真夏でもひんやりとしています。軟水であり優れた醸造適正を備えもつ水です」

山の名前が出てくるとついついもっと調べたくなる。筆者が2012年に伯耆大山に登ったことは、「七冠馬 純米生酒しぼりしな」の記事で少し触れたが、氷ノ山(ひょうのせん)が、中国地方でその大山に次ぐ高峰であるということをまったく知らなかった。しかも、氷ノ山(ひょうのせん)|やぶ市観光協会のマップを見ると、その登山ルートに不動滝や氷ノ山地蔵堂、弘法の水などがあり、霊山として歴史を刻んできたことを思わせる。ちなみに筆者の地元、丹沢の大山にも弘法の水があり、こま参道の外れにある元滝は、滝の上に不動明王の石像が祀られていることから不動滝とも呼ばれていた。

▼ 生酛造りへのこだわりが表れた香住鶴の紹介動画。

▼ 香住鶴は、北は日本海に面し、山々に囲まれた自然豊かな場所にある。

食事を前提としているので、普通ならアルコール分が20度の酒は避けるところだが、山本屋商店で試飲させてもらったら、のどごしがよく、香りと旨みが広がり、美味しかったので購入した。本日は、魚も肉も脂がポイントになるような料理を選択。

オーブントースターで焼いたいわし明太

まずは、いわし明太。MARK ISの地下にある京急ストア・みなとみらい店で見つけて購入。オーブントースターで焼いて、レモンを添えた。はじめて食べたが、いわしの皮のこうばしさ、身から出る脂、明太子の辛味が絡み合って、クセになる。日本酒のつまみにぴったり。

豚肉と白菜の炒め煮

こちらは、豚肉と白菜の炒め煮。『ろくさん亭 道場六三郎 おかず指南-本当においしいおかずの条件を40年の経験でお話しします (暮しの設計 (209号))』に「豚肉と白菜の炒め煮」としてで紹介されていた料理にならったもの。レシピより少し手抜きしている。材料は、豚バラ薄切り肉、白菜、鷹の爪、ごま油、みりん、醤油、酒、片栗粉など。筆者がよくつくる料理のひとつ。

豚バラ肉と大根の煮込み

こちらは、豚バラと大根の煮込み。『食在揚州 郭長聚の中華料理 (暮しの設計 174)』に「豚バラ肉と大根の煮込み」として紹介されていた料理。材料は、豚バラ肉、大根、醤油、酒、砂糖、水、片栗粉など。上の炒め煮もこの煮込みも、例によって酒は「澤屋まつもと 純米 厨酒」を使った。

アルコールの度数の高い酒に飲み疲れすることもなく、豚バラの脂との相性もよく、美味しくいただけた。




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