宮城の地酒、一ノ蔵 山廃特別純米酒 円融でスイスチャードとベーコンの炒めもの、生にしんの煮つけ、新じゃがと牛肉の煮ものをいただく

スポンサーリンク

(※メモの状態のまま埋もれていた下書きをまとめた記事なので、季節感などがかなりずれている場合があります)

「一ノ蔵 山廃特別純米酒 円融(えんゆう)」は、ワイン、日本酒、焼酎、食品など品揃え豊富なやまや 洋光台店で購入。

やまや・洋光台店で購入した「一ノ蔵 山廃特別純米酒 円融(えんゆう)」のラベル「一ノ蔵 山廃特別純米酒 円融(えんゆう)」の裏ラベル

基本的な情報をまとめておくと(醸造元である株式会社一ノ蔵の商品説明やラベルを参照)、醸造元:株式会社一ノ蔵/醸造元所在地:宮城県大崎市松山千石/原料米:宮城県産ささろまん(※環境保全米100%使用)/精米歩合:60%/日本酒度:+1~+3/アルコール分:15度。

蔵元のコメント(裏ラベルより):「お酒を造るのに大切な役割を持つ酒母は、腐敗を防ぐために乳酸を添加する「速醸酛」と、昔ながらの方法で自然の乳酸菌を巧みに利用し乳酸を生成させる「生酛」に大別されます。
 山廃酛はこの生酛の一種で、速醸酛の倍以上の手間と時間を要しますが、複雑な酸味のある幅の広い風味を持ったお酒が出来上がります。
 当社の山廃特別純米酒は、原料米に環境保全米を100%使い手づくりで丁寧に醸しました。さらに一年間の熟成を加えることにより、それぞれの特徴が円やかに溶け合い、口中に滑らかに広がる生酛独特の風味を有します。時と自然に磨かれた本物の美味しさを「円融」の名に託してお届けいたします」

一ノ蔵は1973年、浅見商店・勝来酒造・桜井酒造店・松本酒造店の4蔵が企業合同して誕生。

▼ 一ノ蔵の酒造りを紹介する動画。精米、麹づくりと酒母づくり、醪づくり、吟醸づくり、上槽、杜氏の言葉、地域とのつながり、日本酒大学、一ノ蔵 蔵開放など充実した内容。

▼ 一ノ蔵の蔵見学は予約制(「蔵見学のご案内」)。アクセス:東北本線「松山町駅」下車→タクシーで10 分

この酒は、熟成感があり、まろやかで、冷やでもいけるが、燗が美味しい。そしてなにか不思議とどんな料理にも馴染む。

カラフルなスイスチャードとベーコンの炒めもの

本日の料理は、まずスイスチャードとベーコンの炒めもの。上大岡の京急百貨店地下の食品フロアで、茎が赤、オレンジ、黄色などカラフルなスイスチャードという野菜を見かけ、値段も手頃なので食べてみることにした。

味付けはちょっとイタリア風で。材料は、スイスチャード、ベーコン、しめじ、にんにく、アンチョビ、オリーブオイル、塩、こしょうなど。さっと炒めて仕上げるとしゃきしゃきして美味しい。

生にしんの煮つけ

こちらは、生にしんの煮つけ。魚の煮つけは、いつものように『ろくさん亭 道場六三郎 おかず指南-本当においしいおかずの条件を40年の経験でお話しします (暮しの設計 (209号))』で紹介されている魚だしにならっているが、「澤屋まつもと 純米 厨酒」を料理酒として使うようになったので、酒の分量が減ったぶんだけ水を足している。

新じゃがと牛肉の煮もの

こちらは、新じゃがと牛肉の煮もの。西健一郎『季節のおかず 暮しの設計216号』に「新じゃがと牛肉の煮もの」として紹介されている料理にならったもの。砂糖と醤油で味つけしたシンプルな料理。

いろいろ違ったタイプの料理をつくってみたが、この酒は包容力があるというか、自然と馴染む。ちなみに、日本名門酒会のこの酒の商品紹介では、蔵元おすすめ料理として、ハンバーグステーキ、うなぎの蒲焼き、青椒肉絲、すきやき、豚の角煮、佃煮が挙げられている。機会があったら試してみたい。