筆者が参考書にしている岡井路子『決定版 育てて楽しむ オリーブの本』では、オリーブにつくスズメガの幼虫のことが以下のように説明されている。
「体長7~9cmにもなる大型のイモムシ。6月から10月に発生。(中略)食欲旺盛な幼虫が葉をどんどん食べてしまうので被害甚大です」
6月に入ったので、そろそろかなと思っていた。オリーブの実が徐々に大きくなりつつある時期でもあるので、こまめにチェックしているつもりだった。
ところが、実がならない観賞用のオリーブとされるシルベストリスのチェックがおろそかになっていた。
葉がなくなっている枝があったので、その近くをよく見ると、やはり幼虫がついていた。最近はかなり小さいうちに見つけられるようになったが、これは少し大きくなっている。
岡井路子の前掲同書では、この幼虫のしぶとさが以下のように説明されている。
「円筒形の体の下面に1対ずつ並んだ足でしっかりと枝につかまっているので、割り箸でそっとつまんだくらいではなかなかとれません。思いきって、しごきとりましょう」
確かにそこそこ大きくなってしまった幼虫はなかなかとれない。2年前に大きくなった幼虫をはじめて発見したときには、なにも知らなかったので苦労した。今回の幼虫はそこまで大きくなっていなかったので、割り箸で簡単にとれた。やはりこの幼虫は小さいうちに見つけるにかぎる。
《参照文献》
●『決定版 育てて楽しむ オリーブの本』岡井路子(主婦の友インフォス情報社、2014年)
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