「冨玲 特別純米 阿波山田錦 H21BY」は、菅田町のちょっと行きにくいところにある酒の旭屋で購入。
基本的な情報をまとめておくと(ラベルなど参照)、醸造元:梅津酒造有限会社/醸造元所在地:鳥取県東伯郡北栄町大谷/原材料名:米(国産)、米麹(国産米)/原料米:阿波山田錦100%/精米歩合:60%/酛:速醸酛/日本酒度:+9.5/酸度:1.5/アルコール分:15度以上16度未満/醸造年度:平成21年/製造(瓶詰)年月:R1.5。
冨玲も梅津酒造の酒もはじめて。醸造元のサイトを見渡して、まず筆者の目にとまるのが以下のメッセージ。
「燗酒のすすめ
日本酒の旨みの成分の中には、温度が上がることによって花開くものがあります。しっかりした造りで熟成された純米酒なら燗酒にすると、豊かな香りやコクが立ち料理を引き立てる食中酒になります。『酒は純米、燗ならなお良し』と言われる所以です」
梅津酒造は慶応元年(1865)創業。仕込み水は名峰・大山の伏流水(軟水と思われるが、はっきりとはわからないので宿題にしておく)。何度も書いているが、大山は以前、登ったことがあって、お気に入りの山になっている。日本海に面した海に近い蔵といえる。
この日の食材は、弘明寺商店街の作清で購入したほうぼう。
ほうぼうのりゅうきゅう(だし麹和え)。「TOMIZ(富澤商店)の米麹で、塩麹につづいてだし麹をつくり、りゅうきゅう(魚のだし麹和え)やごまだしうどん、だし麹つゆのそうめんをいただく」でつくっただし麹を使用。
熱燗の手前まで温めた冨玲で。まろやかで、熟の香りと燗で引き出される甘みが食欲をそそる。熟成して色がついた酒は、枯れて香ばしい風味になり、チーズや肉系が合うという図式があるような気がするが、そうだとすると日本酒を熟成させると、どれも似通った味になり、合う料理の幅が狭くなることになる。筆者はこのようなメニューでも、特に抵抗なく熟成した酒を試してみるが、たとえば、香りのある酒と料理が合わなくて食事していて気持ちが下がるような思いをしたことがほとんどない。この冨玲はまた魚介で試したい。
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