これはちょっと前の話。あの花屋とは、以前にいつもとは違う道を歩いて偶然見つけ、安売りになっていた5種類のハーブを購入した店のことだ。そのときに購入したハーブは安売りだけにだいぶくたびれていたが、鉢に植え替えて手入れをするうちにすぐに元気になった。
それに気をよくして、まだ残っているかもしれないと思い、店を訪れて2種類のハーブを購入した。もちろん100円である。今回はいずれもミントだ。ミントは人気のあるハーブだが、どうも筆者は、セージやタイム、オレガノ、バジルなどに目がいってしまい、これがはじめてのミントになる。
まずはストロベリーミント。筆者がハーブの基本的な参考書にしている萩尾エリ子『ハーブの図鑑―見て、読んで育てて使いきる』には、スペアミントやペパーミントからレモンミントやカーリーミントまで12種のミントが紹介されているが、ストロベリーミントはない。
ちなみに、ミントの種類については以下のような記述がある。「約30種がありますが、交雑種も多く、種名の特定が難しいものもあります」
ということで、ラベルの説明を引用しておく。
「ギリシャ神話にも登場する古くから利用されてきたハーブです。ミントは生活用品などに多く利用される最も身近なハーブです。イチゴの香りがするストロベリーミントはハーブティーやポプリなどに利用できます。ミントの葉をポットに入れ熱湯を注いで3~5分蒸らせばできあがり!!」
英語のサイトもちらっと見てみたが(「Mint, Strawberry | Pantry Garden Herbs」)、やはりハーブティーに利用することが多いようだ。熱湯を入れたカップに4~8枚の葉を浸す。甘くしたいときは、ミントの葉にオーガニックのステビアの葉を少し加えてみては、とある。
これまではもっぱらコーヒー、日本茶、ウーロン茶で、ハーブティーとは無縁だったが、近いうちに試してみることにする。
植え替えたストロベリーミントはすぐにランナーを伸ばし、花も咲き出した。写真のタイトルでは、花の色を「淡いピンク」と形容したが、英語サイトでは「ライラック」と表記されている。
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