石川の地酒、宗玄 純米 八反錦 無濾過生原酒と愛知の地酒、長珍 純米 八反錦60 無濾過生原酒の熱燗で鶏の水炊きをいただく

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(※メモの状態のまま埋もれていた下書きをまとめた記事なので、季節感などがかなりずれている場合があります。なかには最低限の備忘録に過ぎない記事もありますが、振り返ってみると、1年半ほどの間にワインから日本酒に魅了されていく過程が見えてきて個人的に後々参考になりそうだったので、整理することにしました)

「宗玄 純米 八反錦 無濾過生原酒」は、芹が谷にある秋元商店で、「長珍 純米 八反錦60 無濾過生原酒 H29BY」は、京急・南太田駅の近くにある横浜君嶋屋で購入。

芹が谷の秋元商店で購入した「宗玄 純米 八反錦 無濾過生原酒」のラベル

「宗玄 純米 八反錦 無濾過生原酒」の基本的な情報をまとめておくと(ラベルなど参照)、醸造元:宗玄酒造株式会社/醸造元所在地:石川県珠洲市宝立町宗玄/原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)/原料米:広島県産八反錦100%使用/精米歩合:55%/使用酵母:金沢酵母/アルコール分:17度。

この宗玄は、「石川の地酒、宗玄 純米 八反錦 無濾過生原酒の燗であじの刺身やフライ、鯛の塩焼きをいただく」のときに開栓してから常温保存でだいたい2か月。

京急南太田駅に近い横浜君嶋屋で購入した「長珍 純米 八反錦60 無濾過生原酒 H29BY」のラベル

「長珍 純米 八反錦60 無濾過生原酒 H29BY」の基本的な情報をまとめておくと(ラベル参照)、醸造元:長珍酒造株式会社/醸造元所在地:愛知県津島市本町/原材料名:米・米麹/原料米:麹米 兵庫県産山田錦・掛米 広島県産八反錦/精米歩合:60%/醪日数:23日/アルコール分:18度/酸度:1.9/粕歩合:29.8%/製造年月:30.4/仕込22号八②。

この長珍は、「愛知の地酒、長珍 純米 八反錦60 無濾過生原酒の燗で黒ソイのアクアパッツァやヤリイカのトマト煮をいただく」のときに開栓してから常温保存で3週間と少しというところ。

筆者が参考書にしている杉田衛保『究極の日本酒 マリアージュで楽しむ純米無濾過生原酒16本』では、「宗玄」のマリアージュについて、以下のような記述がある。

「宗玄はまず刺身に合います。白身魚よりも青魚。しっかり旨みのある魚や、脂の乗った魚の方が合いやすいです。焼き魚もいい。酒の味乗りの程度にもよりますが、刺身だと八反錦、焼くと山田錦が合います。また意外かもしれませんが、ポン酢がとても合うんです」

鶏の水炊き

この日の料理は鶏の水炊き。『鍋料理 寄せ鍋からビーフシチューまで、温かい世界の家庭料理(暮しの設計 NO.161)』に「鶏の水炊き」として紹介されていた鍋を参考にした。材料は、鶏骨つきぶつ切り肉、白菜、えのきだけ、春菊、にんじん、長ねぎ、はるさめ、ポン酢しょうゆなど。

鶏肉を先に90分ほど煮込んでいるので柔らかく、鶏の旨みが出たスープも美味しい。

「宗玄」と「長珍」は55℃くらいまであげてから味の変化を楽しみつつ。「宗玄」のやさしい甘みと「長珍」の酸のキレ、同じ八反錦でも違った味わいがあり、飲み比べながら美味しくいただいた。

《参照/引用文献》
● 『究極の日本酒 マリアージュで楽しむ純米無濾過生原酒16本』杉田衛保(花伝社、2016年)




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