ジョージア(グルジア)ワイン、タマダ・ピロスマニ・レッドでプハリとハルチョーのパスタをいただく

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本日のワインは、前日に開けた「タマダ・ピロスマニ レッド」の残り。関内駅の近く、大通り公園のすぐわきに店を構える葡萄屋・関内店で購入したもの。

葡萄屋・関内店で購入したジョージア(グルジア)ワイン、タマダ・ピロスマニのラベル

前日の記事をチェックするのが面倒な方のために基本的な情報をまとめておくと(葡萄屋の商品ページ、TAMADAの商品ページ参照)、生産地:ジョージア、カヘティ地方、生産者:GWS(Georgian Wines and Spirits)社、品種:サペラヴィ種100%、甘辛:やや甘口、香り:ブラックベリー、ダークチェリー、黒コショウ。

タマダは、ジョージア東部、カヘティ州テラヴィを拠点にするワイナリー、GWS(Georgian Wines & Spirits)社が生産するワインのブランド名で、TAMADAの公式サイトを見ると、赤が7種類、白が5種類ある。そのタマダ・ブランドのひとつが「ピロスマニ・レッド」。ワインの名前は、ジョージアの画家ニコ・ピロスマニからとられている。ちなみに、ピロスマニには白もある。

タマダ・ブランドのワインのラベルには、ピロスマニの同じ絵“Feast of five Princes”がデザインされている。ラベルに使用されているのは絵の一部だが、↓ このタマダ・ワインのプロモーション素材を見ればどんな作品かよくわかるはず。ワインと料理を囲む宴が描かれている。

TAMADAの公式サイトによれば、タマダとは、スプラと呼ばれる宴会の司会進行役のことを意味する。はらだたけひで『放浪の画家 ニコ・ピロスマニ』には、そのタマダのことが以下のように説明されている。

「宴会には大切なしきたりがあり、まず始めに全員でタマダと呼ばれる宴の長を選ぶ。タマダは乾杯の挨拶を次から次へと述べながら、いつまでもつづく宴会を司らなければならない。タマダに選ばれることは名誉なことで、その家の主人が選ばれるとは限らない。みなに尊敬されていて、酒豪で、詩心があり、弁舌がたくみな人でなければならない」

ワインのピロスマニは飲むほどに馴染んでくる。このコクはけっこうクセになる。ただし、パートナーはいまひとつ好きになれないとのことで、好みが分かれるようだ。本日も、ワインに合わせようとしたわけではなく、ジョージア料理の味が知りたくて、プハリという野菜のクルミペースト和えを作ってみた。

野菜のクルミペースト和え、ジョージア料理プハリジョージアの肉料理ハルチョーをソースにしたパスタ

この料理も前日のハルチョーと同じく、服部津貴子監修『世界遺産になった食文化〈5〉世界ワインのルーツはグルジア!  グルジア料理』で紹介されていた。材料は、きゃべつ、玉ねぎ、にんにく、クルミ(ロースト)、コリアンダーパウダー、カイエンヌペッパー、白ワインビネガー、プチトマトなど。

作り方などは本を参照していただきたい。材料を茹でてみじん切りにし、スパイス類と混ぜて丸めるだけの簡単な料理だ。あとで調べてみたら、上にはザクロの実をのせるようだ。ローストしたクルミとコリアンダーやカイエンヌペッパーがポイントになる。こちらも好みの味でクセになる。

本日はさらに、前日に作った肉料理ハルチョーをソースにしてパスタを作った。こちらもいける。

《参照/引用文献》
● 『放浪の画家 ニコ・ピロスマニ』はらだたけひで(冨山房インターナショナル、2011年)