香川の地酒、悦凱陣 山廃純米 無濾過生 花巻亀の尾の燗でチキン南蛮やチキンソテー トマトソースをいただく

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(※メモの状態のまま埋もれていた下書きをまとめた記事なので、季節感などがかなりずれている場合があります。なかには最低限の備忘録に過ぎない記事もありますが、振り返ってみると、1年半ほどの間にワインから日本酒に魅了されていく過程が見えてきて個人的に後々参考になりそうだったので、整理することにしました)

「悦凱陣 山廃純米 無濾過生 花巻亀の尾 H29BY」は、芹が谷にある秋元商店で購入。

芹が谷の秋元商店で購入した「悦凱陣 純米 花巻亀の尾 山廃無濾過生原酒 H29BY」のラベル「悦凱陣 純米 花巻亀の尾 山廃無濾過生原酒 H29BY」の裏ラベル

基本的な情報をまとめておくと(ラベルなど参照)、醸造元:有限会社丸尾本店/醸造元所在地:香川県仲多度郡琴平町/原材料名:米・米麹/原料米:岩手県産亀の尾100%/精米歩合:70%/使用酵母:熊本9号/仕込総米:1000kg/日本酒度:+7/酸度:2.1/アミノ酸度:1.0/アルコール分:18度以上19度未満/醪日数:30日/醸造年度/平成29酒造年度仕込第15~16号/製造年月:30.09。

醸造元のコメント(裏ラベルより):「凱陣は、四国は讃岐の国こんぴらさんの東に在る蔵の手造り清酒です。当所は幕末時代天領で桂小五郎や高杉晋作が潜伏していたこともある蔵で、選び抜かれた国内の新米と讃岐の偉人空海ゆかりの満濃水系の伏流水を使い丹精込めて醸し上げた純米造りのお酒でございます」

香川の地酒、悦凱陣 山廃純米 無濾過生 オオセトの燗であさりの酒蒸しやホタテとまいたけのホイル焼きをいただく」の記事で開栓したオオセト、「香川の地酒、悦凱陣 山廃純米 無濾過生 赤磐雄町 H29BYの燗で鶏手羽先の醤油煮込みやむらさきいものご飯をいただく」で開栓した赤磐雄町につづく3本目の凱陣。こちらは花巻亀の尾(凱陣には他にも遠野亀の尾や黒澤亀の尾などがある)で、本日開栓。

日本酒の初心者として、凱陣についてちょっと不思議に思うのは、使用酵母が熊本9号であること。杉田衛保『究極の日本酒 マリアージュで楽しむ純米無濾過生原酒16本』では、「酵母は九号酵母を使っています。九号酵母は本来、香りが出やすいのですが、それを抑えながら使っている」というように説明されている。香りが出にくい酵母を使うことと、香りが出やすい酵母を抑えながら使うことには大きな違いがあるのだろう。

この花巻亀の尾は、このメモをまとめた現在も飲みきらずにとってある。開栓後、常温保存で9か月と10日ほど。試しに飲んでみたが、開栓時よりいくぶんまろやかになり、酸と甘味のバランスが絶妙で、おだやかなふくらみがあり、とても美味しかった。

鶏もも肉のチキン南蛮

この日の料理はまず、チキン南蛮。材料は、鶏もも肉、醤油、酢、酒、しょうが、砂糖、片栗粉、玉子、玉ねぎ、ピクルス、パセリ、マヨネーズ、レモン汁、塩、ブロッコリー(つけ合わせ)など。

チキンソテー トマトソース

こちらは、チキンソテー トマトソース。『女将さんの居酒屋料理―この酒に、この肴 (暮しの設計 (234号))』に「チキンソテー トマトソース」として紹介されていた料理にならったもの。ただし少し手抜きしている。材料は、鶏もも肉、トマト、にんにく、玉ねぎ、ブロッコリー、オリーブオイル、ローリエ、白ワイン、チキンブイヨン、塩、こしょう、鷹の爪など。

《参照/引用文献》
● 『究極の日本酒 マリアージュで楽しむ純米無濾過生原酒16本』杉田衛保(花伝社、2016年)




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