近所のスーパーにあまり見かけない野菜コールラビが出ていたので、試しに購入し、自家製ザワークラウトと同じような方法で発酵させてみることにした。
発酵の方法は自家製ザワークラウト(「『サンダー・キャッツの発酵教室』に触発されて、キャベツと塩だけでできる自家製ザワークラウトづくりにはまり、常備するようになった」)とほとんど同じ。
コールラビの皮を厚めにむき、薄いいちょう切りにして2%の塩と混ぜ、消毒した容器に隙間ができないように詰めていく。そこに、常備している自家製ザワークラウトの漬け汁をスターターとして少しだけ加え、消毒したひとまわり小さいジャムの瓶で重しをする。あとは発酵を待つだけ。
仕込んだ翌日の発酵コールラビ。重しをとっても、コールラビを覆うくらいまで水分が出てきている。
仕込んだ翌々日くらいから気泡が出てくるようになったが、写真を撮りそこねた。5日目にはいい感じで酸味が出ていたので冷蔵庫に移して保存。
まとうだい(的鯛/馬頭鯛)のムニエル+自家製発酵コールラビ、ミニトマト。
発酵コールラビを保存しているうちに気づいたことがひとつ。『サンダー・キャッツの発酵教室』には、ザワークラウトについて、「発酵が進むと、そのうちやわらかくなってしまい、風味も落ちてくる」と書かれていたが、発酵コールラビはそのザワークラウトよりもシャキシャキ感が失われるのが早いので、保存食と考えるよりも積極的に使った方がよさそうだ。
この発酵コールラビ、またつくりたいと思っているが、その後、近所のスーパーでもその他の店でも見かけていない。
《参照/引用文献》
● 『サンダー・キャッツの発酵教室』サンダー・エリックス・キャッツ 和田侑子/谷奈緒子訳(ferment books、2018年)
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