ニューヨーク・タイムズ紙のフード・ジャーナリスト、マーク・ビットマン(Mark Bittman)は、身近な地球温暖化対策として肉食ではなく植物性食品を中心にした食生活を支持している。そのことについてはまた別記事で書こうと思っているが、名前を検索しただけでもTED(Technology Entertainment Design)が開催した彼の講演の動画がすぐに出てくる。
また、アメリカの環境保護活動家、起業家、作家のポール・ホーケンのベストセラー『DRAWDOWNドローダウン― 地球温暖化を逆転させる100の方法』の「食 FOOD」→「植物性食品を中心にした食生活」では、以下のように彼のことが取り上げられてもいる。
「菜食ではない雑食のシェフたちが、幅広い食材を肉なしでおいしく食べることを支持しています。たとえば、ジャーナリストで『How to Cook Everything Vegetarian』(未邦訳)の著者、マーク・ビットマン、レストラン経営者で『Plenty』(未邦訳)の著者、ヨタム・オットレンギがそうです」
今回は、そんなビットマンがひよこ豆のサラダ 生姜風味を紹介している動画をたまたま目にし、つくってみることにした。
まったく知らない料理ではなく、似たレシピを何度か目にしたことがあるが、クミンパウダーではなく、クミンシードを乾煎りして、電動コーヒーミルでパウダーにするというひと手間をかけている。
材料は、ひよこ豆の水煮、紫玉ねぎ、パプリカ(赤・黄)、生姜、パクチー、レモン汁、クミンシード、砂糖と塩を少々。紫玉ねぎが手元になかったので普通の玉ねぎにし、トマトも少し加えた。クミンシードはフライパンで乾煎りして、すり鉢ですった。あとレッドペッパーも少し足した。クミンの香りが立ち、スパイシーでとてもおいしかった。野菜やスパイスを変えたりしてまたつくろうと思う。
《参照/引用文献》
● 『DRAWDOWNドローダウン― 地球温暖化を逆転させる100の方法』ポール・ホーケン編著 江守正多 監訳/東出顕子訳(山と渓谷社、2021年)
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