ブルーベリーのジョージアジェムとガルフコーストが2018年の春を迎えて開花したが…

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冬の間、葉を落としていた我が家のサザンハイブッシュ系ブルーベリー、ジョージアジェムとガルフコーストが、春を迎えて開花し始めている。だが、昨年の春とはどうも様子が違う。

2018年の春を向かえ花を咲かせるブルーベリーのジョージアジェムあまり花芽をつけていないブルーベリーのガルフコースト

上の画像のジョージアジェムは、広げた枝のほとんどで花が咲いている。ところが、下の画像のガルフコーストは、写真に撮った部分を除くと、ほかの枝に花芽がほとんど見当たらない。

そこで頭をよぎるのは、葉を落として休眠状態になったブルーベリーが、休眠打破のために必要とする低温要求量(1.0~7.2℃以下の低温に遭遇する時間数)のことだ。以前、日本ブルーベリー協会編『ブルーベリー全書―品種・栽培・利用加工』で調べたら、ジョージアジェムの低温要求量はおよそ350~500時間で、ガルフコーストはおよそ200~300時間だった。

この冬は寒い日が多かったが、この低温要求量を大幅に超えている場合は、どんな影響が出るのだろうか。

ブルーベリーの果実を確実に収穫するためには、同系統を2品種以上いっしょに栽培することが推奨されているが、このままガルフコーストがあまり花を咲かせないようだと、昨年ほどにはブルーベリーの果実を味わうことができないかもしれない。

《参照/引用文献》
● 『ブルーベリー全書―品種・栽培・利用加工』日本ブルーベリー協会編(創森社、2005年)





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