「悦凱陣 山廃純米 無濾過生 信州美山錦 H29BY」は、京急の南太田駅から近い横浜君嶋屋で購入。
基本的な情報をまとめておくと(ラベルなど参照)、醸造元:有限会社丸尾本店/醸造元所在地:香川県仲多度郡琴平町/原材料名:米(長野県産)・米麹(長野県産米)/原料米:美山錦100%(長野県産)/精米歩合:70%/使用酵母:蔵付/仕込総米:756kg/日本酒度:+14/酸度:2.6/アミノ酸度:2.1/アルコール分:18度以上19度未満/醪日数:――/醸造年度:平成29酒造年度仕込第57号/製造年月:31.04。
醸造元のコメント(裏ラベルより):「凱陣は、四国は讃岐の国こんぴらさんの東に在る蔵の手造り清酒です。当初は幕末時代天領で桂小五郎や高杉晋作が潜伏していたこともある蔵で、選び抜かれた国内の新米と讃岐の偉人空海ゆかりの満濃水系の伏流水を使い丹精込めて醸し上げた純米造りのお酒でございます」
この凱陣は「香川の地酒、悦凱陣 山廃純米 無濾過生 信州美山錦の熱燗ですずきのムニエル ケイパーとレモンのソースをいただく」のときに抜栓してから常温保存でだいたい11か月というところ。
9号酵母ではなく蔵付酵母で、しかも日本酒度+14、酸度2.6という、わが家にある他の凱陣とは異質な辛口で、抜栓当初はどんなものが合うのだろうかと迷ったりしたが、1年弱寝かせて、酸や渋、苦の感じが、なにか食べたくさせるような味になってきた気がする。
この日の料理は、スペアリブの甘酢あんかけ。『食在揚州 郭長聚の中華料理 (暮しの設計 174)』に「糖醋排骨(スペアリブの甘酢あんかけ)」として紹介されていた料理にならったもの。材料は、スペアリブ、しょうゆ、酒(澤屋まつもと厨酒)、ケチャップ、砂糖、酢、水、片栗粉、小麦粉、揚げ油など。試飲して食べたくなったのがこの料理。
60℃近くまで温めた凱陣で。またじっくり寝かせて3年熟成を目指したい。
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