旬のゆずから酵母を起こし、そのエキスで中種をつくり、パンを焼いたことは「じっくり発酵させた自家製塩ゆずにつづいて、今度はゆずから酵母を起こし、中種法でその塩ゆずを練り込んだカンパーニュを焼いてみる」でお伝えした。
冷蔵庫に保存したゆず酵母の中種とエキスを使って最初につくったのが、富澤商店で売っている製パン用 バジルミックスを練り込んだカンパーニュ。このパンについては、「兵庫の地酒、千代田蔵 特別純米生原酒 山廃仕込 北錦の熱燗でザワークラウトキムチ、ザワークラウトと手羽元のオイル蒸し、製パン用バジルミックス入りのゆず酵母のカンパーニュをいただく」で触れた。
今回は、「デパ地下の地場野菜コーナーでフェンネル(フィノッキオ)を買い、ジェノベーゼソースやオムレツ、スープなどをつくり、酵母起こしにもトライする」でお伝えしたように、フェンネルのジェノベーゼができたので、このペーストを生地に練り込む。
それでもとりあえず育ってはいるので続行することに。参考にしたのは、太田幸子「自家製酵母で作るワンランク上のハード系パン」に「ジェノベーゼカンパーニュ」として紹介されているパン。
焼き上がったジェノベーゼカンパーニュ。フェンネルのジェノベーゼペーストが練り込んである。かたちといい、焼け具合といい、お手本とはだいぶ違ったものになった。
材料は、強力粉、全粒粉、ライ麦粉、塩、きび糖、ゆず酵母の中種、フェンネルのジェノベーゼペースト、ベーコン、シュレッドチーズなど。かたちや焼け具合は残念だったが、食感や味は悪くない。またつくることにしたい。次は違う酵母を使って。
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