(※メモの状態のまま埋もれていた下書きをまとめた記事なので、季節感などがかなりずれている場合があります。なかには最低限の備忘録に過ぎない記事もありますが、振り返ってみると、1年半ほどの間にワインから日本酒に魅了されていく過程が見えてきて個人的に後々参考になりそうだったので、整理することにしました)
「フィリアート ロッカペルチャータ ネーロ・ダーヴォラ シラー 2015」は、カルディコーヒーファーム・横浜ベイクォーター店で購入。2本で10%引きになるキャンペーン。
基本的な情報をまとめておくと、生産地:イタリア、シチリア/生産者(ディストリビューター):フィリアート/品種:ネーロ・ダーヴォラ50%、シラー50%。
購入したカルディのコメント:「ブルーベリージャムの濃密な果実香。シナモンのニュアンス。たっぷりな果実味とやわらかなタンニンが特徴のワインです」
マット・クレイマーの『イタリアワインがわかる』では、シチリアで栽培されているぶどう品種が以下のように説明されている。
「今日のシチリアに育つぶどうの八割は、以下の一〇種の土着品種が占めている。カタラット、フラッパート、グレカニコ、グリッロ、インツォリア、ネレッロ・マスカレーゼ、ネロ・ダヴォーラ、ネレッロ・カプッチョ、ペッリコーネ、ジビッボ。しかしこのほかに、二八種以上の土着品種が確認されている。さらにシャルドネ、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロ、シラーといった外国品種もある」
このワインは、その10種の土着品種のひとつネーロ(ネロ)・ダーヴォラ(ダヴォーラ)と外国品種シラーのブレンドになる。果実味豊かでスパイシーなワイン。
本日の料理はまずオリーブオイルをかけたオレンジのサラダ。イタリアフード協会監修『おいしくて、からだにいい オリーブオイルの選び方 使い方』のなかで紹介されていた。材料はミネオラオレンジ、玉ねぎ、黒オリーブ、塩、オリーブオイルなど。
ひと月くらい前に、「ボデガ・ノートン マルベック・レゼルヴァ 2014」を飲んだときにもつくった牛肉とパプリカのアグロドルチェ。『使える牛肉レシピ:スーパーの牛肉がそのまま使える。和・洋・中・韓90品』に「なすと牛こま切れ肉のアーグロドルチェ」として紹介されている料理にならったもの。材料は、牛肉、パプリカ、玉ねぎ、にんにく、スーゴディカルネ(フレーク使用)、赤ワインビネガー、トマトソース、ブラックチョコ、オリーブオイル、赤唐辛子、塩、こしょうなど。バルサミコ酢を使うときと、赤ワインビネガーを使うときがあるが、今回は赤ワインビネガーで。
もう一品は、豚ロース肉のサルティンボッカ。材料は、豚ロース肉、生ハム、セージ、小麦粉、オリーブオイル、バター、白ワイン、ブロッコリー、プチトマト、塩、こしょうなど。
この料理を日本酒でいただくとしたら、「酉与右衛門」なども面白いかもしれない。
《参照/引用文献》
● 『イタリアワインがわかる』マット・クレイマー、阿部秀司訳(白水社、2009年)