京都の地酒、玉川 純米吟醸 祝 無濾過生原酒 一号酵母 2018BYの熱燗で鶏のイタリアン風照り焼きやドライクランベリーとカシューナッツ入り自家製いちご酵母のカンパーニュをいただく

基本的な情報をまとめておくと（裏ラベルなど参照）、醸造元：木下酒造有限会社／醸造元所在地：京都府京丹後市久美浜町／原材料名：米（国産）、米こうじ（国産米）／原料米：祝（いわい）100％／精米歩合：60％／仕込水：城山の湧き水を使用／アルコール分：18度以上19度未満／製造年月：19.04／日本酒度：――／酸度：――。

醸造元のコメント（裏ラベルより）：「まぼろしの１号酵母の３度目の挑戦。穏やかな果実香、膨らむ酸と旨み。玉川と１号酵母、相性がいいかも」

この玉川は、「京都の地酒、玉川 純米吟醸 祝 無濾過生原酒 一号酵母の燗でめばるのヴァポーレをいただく」のときに抜栓してから常温保存で１年９か月ほど。まぼろしの一号酵母や酒米の祝についてはそちらを参照していただければと思う。

この日の料理は、鶏もも肉のイタリアン風照り焼きと彩野菜のマリネ。照り焼きは、イタリアフード協会監修『おいしくて、からだにいい オリーブオイルの選び方 使い方』に「鶏のイタリアン照り焼き」として紹介されていた料理にならったもの。材料は、鶏もも肉、白ワイン、オリーブオイル、バルサミコ酢、砂糖、しょうゆ、水、塩、こしょうなど。お気に入りのメニューなので、何度か取り上げていると思うが、今回はソースにミニトマトを混ぜてみた。

自家製いちご酵母でつくったカンパーニュ。「今度は安売りしていたいちごから酵母を起こし、中種法で小さめのカンパーニュを焼いてみる」のときにつくって冷蔵庫に保存してあった中種に継ぎ足しし、生地をつくって焼いた。最初につくった中種にあまり勢いがなかったので、１度目は半量の生地で小さめのカンパーニュを焼いたが、レーズン酵母やゆず酵母ほどの勢いがなくてもそれなりに膨らむことがわかったので、今回は通常サイズのカンパーニュにした。

今回は生地にドライクランベリーとカシューナッツを練り込んでいる。バルサミコ酢とフルーツの風味の相性は悪くない。

玉川の熱燗で。道灌の蔵出し一番酒や千代田蔵、誉国光と、この数日、タイプは違うが甘みの記憶を手繰り寄せながら酒を選んでいたが、この玉川も酒米の祝から記憶に残る甘みが引き出されている。