広島の地酒、瑞冠 純米 山廃仕込 合鴨農法米 亀の尾 2016BYの熱燗で鶏肉とパプリカのバスク風煮込みや製パン用バジルミックスを練り込んだ自家製レモン酵母のカンパーニュをいただく

基本的な情報をまとめておくと（裏ラベルなど参照）、醸造元：山岡酒造株式会社／醸造元所在地：広島県三次市甲奴町西野／原材料名：米（国産）・米こうじ（国産米）／原料米：広島県産 アイガモ農法米亀の尾／原料米生産者：瀬尾誠・山岡克巳／精米歩合：65％／酵母：協会1401／アルコール分：16度以上17度未満／日本酒度：＋13／酸度：1.5／アミノ酸度：1.3／杜氏：畑中裕次／2016醸造年度。

醸造元のコメント（裏ラベルより）：「合鴨を水田に放し、農薬や化学肥料を使わずに育てた亀の尾米の純米・山廃仕込のお酒です。天然の優しく奥深い味わい、自然な旨みが穏やかに広がります」

裏ラベルの原料米生産者に山岡克巳とあるように、原料米の亀の尾は社長自らが育てている。この瑞冠は、「広島の地酒、瑞冠 純米 山廃仕込 合鴨農法米 亀の尾 2016BYの熱燗で煮込みハンバーグと自家製ザワークラウトをいただく」のときに抜栓してから常温保存で４か月と２週間ほど。醸造元の山岡酒造や仕込み水、酒造りのポリシーなどについては、そちらで簡単に振れているので参照していただければと思う。

この日の料理は、鶏肉とパプリカのバスク風煮込み。丸山久美『家庭で作れるスペイン・バスク料理』に「鶏肉のバスク風」として紹介されている料理にならったもの。ネットでも似たレシピがけっこう紹介されているバスクの基本の料理。材料は、鶏もも肉、パプリカ（赤）、ピーマン、玉ねぎ、にんにく、トマトの水煮缶、ローリエ、白ワイン、塩、こしょう、オリーブオイルなど。

前日に焼いた自家製レモン酵母のカンパーニュ。前の記事「小田原散歩のときに買ってきたレモンで、塩レモンを仕込み、酵母を起こして製パン用ハーブミックスを練り込んだカンパーニュを焼いてみる」でパンだけ先に取り上げた。富澤商店で購入した製パン用 バジルミックスを練り込んであり、バジルの香りがトマトを使った料理に合う。

瑞冠の熱燗で。パプリカやピーマンの風味、トマトとバジルに、熟成によるやわらかな口当たりとシャープな酸。燗冷ましもおいしい。