「小田原のウォーキングコース「石橋山古戦場・米神漁港コース」を歩き、浜屋で漁港めしをいただき、漁港の駅 TOTOCO小田原やひもの屋半兵衛で買い物をする」のときに漁港の駅 TOTOCO小田原の地場物産販売コーナーで買ってきた神奈川県産のレモンを使って、塩レモンを仕込み、酵母を起こしてパンを焼くことにした。
塩レモンの仕込みは、以前つくった塩ゆず(「旬の柚子をじっくり塩に漬けて自家製塩ゆずをつくり、調味料として鶏の水炊きや豚肉と白菜の炒めもの、たかのは鯛のカルパッチョなどに使ってみる」)とまったく同じ。煮沸消毒した保存容器にくし切りにしたレモンと20%の塩をまぜて、隙間ができないように押し込むように詰め、煮沸消毒したひと回り小さいジャムの瓶に水を入れて重しにする。仕込んだ翌日にはレモンから出た水分が、レモンの上まできていた。その後、数日は容器を揺すったりしていたが、あとは水分が上まできているのを確認するだけでほとんど放置。一か月ほど熟成させるので、完成したらまたご報告したい。
そして残りのレモンで酵母を起こしてみることに。煮沸消毒した保存容器にくし切りにしたレモンと浄水、きび糖(冬場ははちみつが固まって扱いにくいのできび糖にしている)を入れ、ときどき蓋をあけて底のほうまで空気に触れるように容器をふる。
しかしこのレモン酵母エキスは反応がいまいち。気泡が出てくるがあまり勢いがない。この酵母起こしは、「デパ地下の地場野菜コーナーで購入したフェンネル(フィノッキオ)から酵母を起こし、2種のチーズを使ったジェノベーゼカンパーニュを焼いてみる」で書いたフェンネル酵母と並行するように進めていたが、展開まで同じようになった。
どちらもエキスを使って一度は中種つくりに着手したが、思ったように育たないので断念。エキスの様子を見て、あらためて中種をつくり、なんとかパンを焼くところまでこぎつけた。
富澤商店で見つけた製パン用 バジルミックスを練り込んだので、バジルの風味が漂う。あらためてつくった中種も勢いがある感じではなかったので、どうなるかと思ったが意外にかたちになった。
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