これまで紅くるり大根は、蒸したり、サラダにしたりして使っていたが、「紅しぐれ大根を自家製ザワークラウトと同じような方法で発酵させ、そのまま食べたり、ヨーグルトソースの材料として使ってみる」で書いたように、紅しぐれがうまくいったので、今度は紅くるりを発酵させることにした。紅くるりも酢漬けにしたりするので、うまくいくだろうと。
スーパーで購入した紅くるり大根。これを発酵させる方法は、ザワークラウトと同じ(「『サンダー・キャッツの発酵教室』に触発されて、キャベツと塩だけでできる自家製ザワークラウトづくりにはまり、常備するようになった」)。
それが、冷蔵庫に保存してあった発酵紅しぐれの漬け汁。紅しぐれの記事でも引用したが、サンダー・エリックス・キャッツの『サンダー・キャッツの発酵教室』のザワークラウトに関する以下の記述がヒントになっている。
「つくりかたを覚えたら、仕込みのリズムをつかもう。先につくったパッチ(一度の仕込みぶん)を全部食べ終える前に、新しいパッチを仕込むとよい。ぼくは、新しいザワークラウトを仕込むとき、古いパッチからザワークラウトの漬け汁をちょっと取り出して、新しいキャベツに混ぜてから容器に詰める。その漬け汁が、すでに活動中の菌を含んだスターターとなり、新しいザワークラウトの発酵を促進してくれるのだ」
わが家でサラダにかける定番ヨーグルトソースになっているのは、真藤舞衣子『免疫力が上がる、おいしくなる からだが整う発酵おつまみ (立東舎 料理の本棚)』で紹介されていたヨーグルトソースのアレンジ。ヨーグルト、塩麹、玉ねぎ、こしょうのうち、玉ねぎを発酵食に変えたもの。発酵紅しぐれがある間はそれを使い、終わったあとは発酵紅くるりを使っている。紅くるりだとさらに濃いピンク色になる。
《参照/引用文献》
● 『サンダー・キャッツの発酵教室』サンダー・エリックス・キャッツ 和田侑子/谷奈緒子(ferment books、2018年)
● amazon.co.jpへ