滋賀の地酒、不老泉 山廃仕込 特別純米原酒 参年熟成 H28BYの熱燗でオイルサーディンのスパイス焼きやオリエント風スペアリブをいただく

基本的な情報をまとめておくと（裏ラベルや醸造元ホームページの商品説明を参照）、醸造元：上原酒造株式会社／醸造元所在地：滋賀県高島市新旭町／原材料名：米（国産）・米こうじ（国産米）／原料米：滋賀県産山田錦６％（酒母）・滋賀県産たかね錦94％（もろみ）／精米歩合：60％／使用酵母：蔵付酵母／アルコール分：17度／日本酒度：+2／酸度：2.0／アミノ酸度：1.7／酒造年度：28BY／杜氏：横坂安男／製造年月：2年5月。

この不老泉の赤ラベルは、「滋賀の地酒、不老泉 山廃仕込 特別純米原酒 参年熟成 H28BYの熱燗で牛肉とマンゴーの炒めもの（中華）をいただく」のときに抜栓してから常温保存で７か月と２週間ほど。

この日の料理はまず、オイルサーディンのスパイス焼き。田崎真也の『安くて旨い! ワイン&簡単おつまみ (PHPビジュアル実用BOOKS)』に「オイルサーディン スパイス焼き」として紹介されていた料理にならったもの。材料はオイルサーディンの缶詰、オリーブオイル、醤油、バルサミコ酢、おろししょうが、おろしにんにく、オールスパイス、レモンなど。缶詰を直接火にかけ、熱々をいただく。

珍しく自家製ではなく、市販のピクルスを添えてみたが、やはり自家製の発酵ピクルスのほうが歯ごたえもあっておいしいと思う。

オリエント風スペアリブ。『Essenエッセンお料理基礎百科』に「スペアリブのオリエント風」として紹介されている料理にならったもの。材料は、豚スペアリブ、しょうが、しょうゆ、みりん、砂糖、タラゴン、アスパラガス、ブロッコリーなど。この日はドライのタラゴンを使用。スペアリブで料理に迷ったら、うちはこれにすることにしている。

不老泉 赤ラベルの熱燗で。毎日、酵母起こしや酵母の種継ぎをして、見えないものと付き合っていると、蔵付酵母の酒に特別な憧れを持つようになる。しかも、個人的な理想でもある「参年熟成」。筆者はいつもこの熟の旨みのなかにりんごっぽい果実味を感じる。芳醇だが決して重くはなく、意外と料理に合わせやすい。