庭で伸び放題のワイルドストロベリーの葉から酵母を起こし、中種法でバジルミックスを練り込んだカンパーニュを焼いてみる

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庭で伸び放題になっている白実のワイルドストロベリー(「ついに赤実が消失し白実に占領されたワイルドストロベリーの葉を収穫して乾燥させ、けっこう効能があるドライのハーブティーを飲む」)。よくミント系のハーブは繁殖力が強いため、地植えするのは要注意といわれるが、そのミント系ですらワイルドストロベリーに押されている。

今年(2021)はそのワイルドストロベリーの葉を使って酵母を起こしてみることにした。わが家で育てているものから酵母を起こすのは、このワイルドストロベリーと、同じく伸び放題になっているオレガノがはじめて。

庭で増え続けるワイルドストロベリーの葉から酵母を起こしてみる

収穫したワイルドストロベリーの葉、浄水と少しのきび糖を加え、ときどき蓋をあけて、葉が空気に触れるように容器をふる。

実もなっている時期なので、葉を使うか実を使うか考えたが、うまくいったときに葉の酵母であれば、長期間、種継ぎができるので葉に決めた。

ワイルドストロベリーの葉を使った酵母起こしの作業中

仕込んで10日目のワイルドストロベリー(葉)酵母エキス。気泡が出て、発酵が進んでいる。

発酵が落ち着いたように見えるワイルドストロベリー(葉)酵母エキス

仕込んで19日目のワイルドストロベリー(葉)酵母エキス。発酵が落ち着いてきたように見える。

ワイルドストロベリー(葉)酵母エキスと全粒粉をよく混ぜて中種を仕込んでみる

ワイルドストロベリー(葉)酵母エキスと全粒粉をよく混ぜて、中種を仕込んでみる。

ワイルドストロベリー(葉)酵母エキスと全粒粉を混ぜた中種が育つ

この第一段階の中種が3倍くらいに育った。

強力粉と水を継ぎ足し、順調に育ったワイルドストロベリー(葉)の中種

冷蔵庫で休ませた第一段階の中種に強力粉と水を継ぎ足すと、この第二段階の中種も順調に育った。

同じことを繰り返し、第三段階も順調に育ったので、冷蔵庫で休ませた中種を常温に戻し、生地つくりに着手。

バジルミックスを練り込んだワイルドストロベリー(葉)酵母のカンパーニュ

ワイルドストロベリー(葉)酵母の中種を使った生地で焼いたカンパーニュ。模様がちょっとおかしいのは、前の記事「デパ地下の地場野菜コーナーで購入したオレンジ色の長にんじんから酵母を起こし、時間をかけて中種が育つのを待ち、カンパーニュを焼いてみる」で書いた長にんじん酵母の生地のためにバヌトンを使っていたため、代わりにザルに粉をふって2次発酵させたから。

バジルが香るワイルドストロベリー(葉)酵母のカンパーニュ

富澤商店で購入した製パン用 バジルミックスを練り込んであるので、バジルが香る。またかたちは平たくなってしまったが、わが家で育てているハーブ類から起こした酵母でつくったパンの味は格別。

ちなみに、オレガノ酵母エキスのほうは失敗。中種の第一段階まではやってみたものの、うまく育たなかった。オレガノについては、またトライする予定。





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