庭で伸び放題になっている白実のワイルドストロベリー(「ついに赤実が消失し白実に占領されたワイルドストロベリーの葉を収穫して乾燥させ、けっこう効能があるドライのハーブティーを飲む」)。よくミント系のハーブは繁殖力が強いため、地植えするのは要注意といわれるが、そのミント系ですらワイルドストロベリーに押されている。
今年(2021)はそのワイルドストロベリーの葉を使って酵母を起こしてみることにした。わが家で育てているものから酵母を起こすのは、このワイルドストロベリーと、同じく伸び放題になっているオレガノがはじめて。
収穫したワイルドストロベリーの葉、浄水と少しのきび糖を加え、ときどき蓋をあけて、葉が空気に触れるように容器をふる。
実もなっている時期なので、葉を使うか実を使うか考えたが、うまくいったときに葉の酵母であれば、長期間、種継ぎができるので葉に決めた。
ワイルドストロベリー(葉)酵母の中種を使った生地で焼いたカンパーニュ。模様がちょっとおかしいのは、前の記事「デパ地下の地場野菜コーナーで購入したオレンジ色の長にんじんから酵母を起こし、時間をかけて中種が育つのを待ち、カンパーニュを焼いてみる」で書いた長にんじん酵母の生地のためにバヌトンを使っていたため、代わりにザルに粉をふって2次発酵させたから。
富澤商店で購入した製パン用 バジルミックスを練り込んであるので、バジルが香る。またかたちは平たくなってしまったが、わが家で育てているハーブ類から起こした酵母でつくったパンの味は格別。
ちなみに、オレガノ酵母エキスのほうは失敗。中種の第一段階まではやってみたものの、うまく育たなかった。オレガノについては、またトライする予定。
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