「クラレンデル・ブラン 2014」は、自分で購入したのではなく、妹からもらったもの。最近はイタリアやスペインばかり飲んでいるので、新鮮な感じがする。
基本的な情報をまとめておくと(インポーターであるENOTECAの商品説明と生産者Clarendelleの商品説明を参照)、生産地:フランス、ボルドー、その他のボルドー、生産者:クラレンドル(クラレンス・ディロン・ワインズ)、品種:ソーヴィニヨン・ブラン70%、セミヨン25%、ミュスカデル5%、飲み頃の温度:10~12.5℃。
インポーターのコメントの抜粋:「グラスに注ぐと、グレープ・フルーツやアカシアの花のような心地よい苦みを含んだ濃密な香りが広がります。また徐々に蜜蝋のようなセミヨン特有の優雅な香りも現れます。熟した桃やアプリコットのような雑味のない純粋な果実味が溢れ、しっかりとしたミネラル感が全体の印象を引き締めています」
ワインの裏ラベルには、1935年にシャトー・オー・ブリオンを購入し、クラレンス・ディロン・ワインズを築いたアメリカ人の大富豪クラレンス・ディロンの肖像が描かれている。
▼ 1983年にクラレンス・ディロン・ワインズの最高経営責任者に就任したルクセンブルク大公国のロベール殿下が、彼の曽祖父にあたるクラレンス・ディロンやクラレンドルのブランドについて語る動画。質の高いワインをより手頃な価格で幅広く普及させるために彼が造ったのがこのクラレンドル・ブランドとのこと。
ただし、手頃な価格といっても筆者が普段飲んでいるワインの平均よりはお高い。美しいペールイエロー。果実味、酸味、そして苦味が繊細で上品。本日は立ち寄った近くの鮮魚店でアユを勧められたので、ムニエルを作ってみた。
『フライパンひとつ・鍋ひとつ 本格派フランス料理集 (暮しの設計 NO.227)』に、「アユのムニエル パイナップル・ソース」として紹介されていた料理(レシピと少し食材を変えている)。
材料は、アユ、パイナップル缶、生クリーム、バター、レモン汁、サラダ油、パセリ、カイエンヌペッパー、塩、黒こしょうなど。
パイナップル缶のシロップも使って、こんなに美味しいソースができてしまうとは思わなかった。カイエンヌペッパーがいいアクセントになっている。