「悦凱陣 純米 無濾過生 阿州山田錦70 H30BY」は、芹が谷にある秋元商店で購入。
基本的な情報をまとめておくと(ラベルなど参照)、醸造元:有限会社丸尾本店/醸造元所在地:香川県仲多度郡琴平町/原材料名:米・米麹/原料米:徳島県産山田錦100%/精米歩合:70%/使用酵母:熊本9号/仕込総米:1000kg/日本酒度:+8/酸度:2.1/アミノ酸度:1.0/アルコール分:18度以上19度未満/醪日数:29日/醸造年度:平成30酒造年度仕込第9~10号/製造年月:01.08。
醸造元のコメント(裏ラベルより):「凱陣は、四国は讃岐の国こんぴらさんの東に在る蔵の手造り清酒です。当所は幕末時代天領で桂小五郎や高杉晋作が潜伏していたこともある蔵で、選び抜かれた国内の新米と讃岐の偉人空海ゆかりの満濃水系の伏流水を使い丹精込めて醸し上げた純米造りのお酒でございます」
H29BY以来(「香川の地酒、悦凱陣 純米 無濾過生 阿州山田錦70の常温と燗でアボカドとクリームチーズの酒盗和えや鶏肉とブロッコリーのチーズ焼きをいただく」)の凱陣 阿州山田錦。醸造年度の違いは1年だが、日本酒の飲み方がずいぶんと変わった。H29BYは購入後すぐに抜栓して飲んでいた。このH30BYは購入してから抜栓せずにずっと常温で寝かせておいた。3年半くらいだろうか。
この凱陣は、「香川の地酒、悦凱陣 純米 無濾過生 阿州山田錦70 H30BYの常温と熱燗でうどの皮のきんぴら、酢味噌和え、ふきと京がんもの煮もの、豚肉とうどの炒めもの、豚肉と水菜のさっと煮をいただく」のときに抜栓してから常温保存で1週間。
この日は祭日で、野菜などを買い込むために11:00過ぎに横浜南部市場に向かう。
着いたらまず、南部亭に入っている海鮮の店「鈴」の海鮮丼と昼ビールというのがお決まりのパターンだが(「昼は横浜南部市場の南部亭で海鮮丼を、夜は岐阜の地酒、竹雀 槽搾り 純米無濾過生原酒 2019BYの常温でいら/イラのカルパッチョやちり鍋の〆うどんをいただく」)、なんとこの日は定休日でやっていなかった。考えてみると横浜南部市場に行くのはだいたい週末で、水曜日に来たことがないので定休日があるのも知らなかった。
仕方なく新しいブランチのエリアに移動し、海鮮を扱っている「和食膳や 和灯」に入ってみた。仕方なくというのは、こちらの店が悪いというわけではなく、市場に来たのだから市場の食堂で食べたかったという意味。
和食膳や 和灯の握り。
横浜南部市場に向かうときには、すでに海鮮と昼ビールの気分になっているので、南部亭がやってなくてまいったが、新鮮な魚介と冷えたビールにありつけた。「鈴」よりは割高になるが、新鮮だし思ったより厚切りで味もいいし、市場食道の雰囲気を求めていないのであれば満足できる。次に入ることがあったら、小柴産の穴子を食べたい(「だいぶ前に、予想外の臨時休業で空振りに終わった柴漁港の「小柴のどんぶりや」に行き、穴子・石持・鯵の天ぷらと野菜天の四色丼を堪能する」参照)。
へだいのソテー ラビゴットソース。自家製発酵ピクルス(「いつものザワークラウトと、三つの異なる漬け汁をスターターにしたきゅうり、にんじん、セロリ、大根の発酵ピクルスを立て続けに仕込み、ピクルスがどうなるかを確かめてみた」のときに仕込んだもの)、パプリカなど。