京都の地酒、益荒猛男(ますらたけお) 山廃仕込 特別純米原酒の燗であんこう鍋をいただく

スポンサーリンク

「益荒猛男(ますらたけお) 山廃仕込 特別純米原酒 H29BY」は、菅田町のちょっと行きにくいところにある(筆者の場合は横浜駅からバス)酒の旭屋で購入。

菅田町にある酒の旭屋で購入した「益荒猛男(ますらたけお) 山廃仕込 特別純米原酒 H29BY」のラベル「益荒猛男(ますらたけお) 山廃仕込 特別純米原酒 H29BY」の裏ラベル

基本的な情報をまとめておくと(裏ラベルなど参照)、醸造元:向井酒造株式会社/醸造元所在地:京都府与謝郡伊根町/原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)/原料米:京都府産米『祝』100%使用/精米歩合:65%/アルコール分17度。

醸造元のコメント(裏ラベルより):「何もかざらず堂々と、そのままに、日本海を相手に生きる、伊根の漁師のような、旨みたっぷり濃厚で男らしい酒に仕上がりました。飲みごたえあり。辛口原酒」

ラベルは、村上暁人という作家の版画で、網を引く漁師の姿が描き出されている。少し調べてみると、棟方志功の影響があったようで、素朴さと力強さには確かに通じるものがある。それが、酒の味にも重なる。

益荒猛男を醸す向井酒造は、宝暦4年(1754)創業。手元にある醸造元のチラシには、「日本でいちばん海に近い酒蔵」と書かれている。京都丹後地方の伊根湾を囲む“舟屋”と呼ばれる町並みのなかに酒蔵がある。

魚介類が好きだと、どうしても魚介に合う酒がほしくなり、この蔵にも興味を持つようになった。たとえば、蔵のチラシにある以下のような記述に惹かれる。

「伊根の豊かな海の幸と大地の糧は、私たちの“食ありての酒”を目指す酒造りの指針となるものです。食材本来の美味しさを生かして、酒と共に味わうことで、より一層、その食材のもつ豊かさに触れることができる酒こそが、私たち向井の蔵人が希求する酒と言えるでしょう」

酒の旭屋のご主人に勧めていただいたこの「益荒猛男」は、香り穏やかで、しっかりした酸があり、燗すると濃醇な旨みが出てくる。京都産の祝を使った酒は、たぶん玉川 純米吟醸 祝 無濾過生原酒 一号酵母しか飲んだことがないが、どちらも甘みも印象に残る。

あんこう鍋

この日の料理はまたまたあんこう鍋。仕事の帰りに横浜駅西口地下街にある鮮魚店・魚力に寄ったら、あんこうがタイムサービスになっていて、大きめの肝がついていたので購入。肝を乾煎りして溶かし、酒や味噌と合わせ、だしを加えるという段取りは前回と同じ。材料は、あんこう、豆腐、にんじん、長ねぎ、えのき、しいたけ、白菜、春菊、酒(澤屋まつもと厨酒)、味噌、だし、しょうゆ、みりんなど。

益荒猛男の熱燗で。魚介でも、しっかり味つけしたもの、コクがあるもの、濃厚なだしなどによく合うと思う。




スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする