奈良の地酒、睡龍 純米 H26BYの熱燗でやりいかのファルシー トマトソースをいただく

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「睡龍 純米 H26BY」は、京急の南太田駅から近い横浜君嶋屋で購入。

京急・南太田駅に近い君嶋屋で購入した「睡龍 純米 H26BY」のラベル「睡龍 純米 H26BY」の裏ラベル

基本的な情報をまとめておくと(裏ラベルなど参照)、醸造元:株式会社久保本家酒造/醸造元所在地:奈良県宇陀市/原材料名:米(国産)、米麹(国産米)/原料米:五百万石、アキツホ/精米歩合:65%/アルコール分:15度/製造年月:2.2。

醸造元のコメント×2(裏ラベルより):「覚醒を待つ龍という意味を込めた『睡龍』は完全発酵をめざして造るため、どんな食事にも合う、キレのある力強い辛口のお酒です。どうぞ一献、発酵と熟成と蔵人の技の融合をお楽しみください」

「酒蔵で長期間貯蔵した本品は個性豊かな独特の深い味わいがあります。このためお酒自体が黄金色となり、オリ(沈殿物)が生じることがあります。これは自然の営みによるもので品質にはまったく問題ありません。長期熟成酒の他にない風味を存分にご堪能ください。まずは一献」

最初に飲んだ睡龍は、本厚木の寿屋酒店で購入した「生酛純米 H19BY」(「奈良の地酒、睡龍 生酛純米 H19BYの熱燗でさんまのオイル漬け、さばのみそ煮、かきの土手鍋をいただく」)。この酒店のサイトで、この酒の商品説明を読んでなかったら、それを買ってなかっただろう。そこにはこのように書かれていた。

米の酒はここまで旨くなるのか
圧倒的な存在感。酸味と熟味の混在したどこまでも深く、幾重にも重なる年輪のような味の層を味わえます。それでいて軽さすら感じるキレの良さ。生酛の凄み、充実の一盃を熱燗で」

これはさすがに飲んでみたいと思う。長期熟成によってついた色を見ると、クセがあって、重くて、枯れきった味がするのではと思うが、実際に飲むとまったくそんなことはない。そして燗すると確かに軽やかさすら感じる。個人的な発見は、熟成があるレベルを超えると、ほとんど料理を選ばなくなること。

そういう意味で睡龍は常備しておきたい酒だが、近場に扱っている店がない。ところが、買い物の帰りに横浜君嶋屋に寄ったら、「純米 H26BY」が置いてあった。ネットショップの方には見当たらなかったので、あるとは思わなかった。

やりいかのファルシー トマトソース

この日の料理は、やりいかのファルシー トマトソース。吉田勝昭『地中海料理 暮しの設計145号』に「ヤリイカのファルシー オーブン焼き」として紹介されていた料理のかなりいいかげんなアレンジ。レシピに近いものは、「岐阜の地酒、小左衛門 純米六割五分 播州山田錦と香川の地酒、悦凱陣 純米 花巻亀の尾 山廃無濾過生原酒であじの南蛮漬け、さんまの香草焼き、やりいかのファルシー オーブン焼きをいただく」でつくっている。やりいかの詰め物はだいたい同じで、バター、フォンドヴォー、レモン汁のソースをトマトソースに変えている。

睡龍の熱燗で。前の生酛ほどには突き抜けていないが、燗映えしてこの手の料理も美味しくいただける。





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