岡山と香川の地酒、御前酒 CLASSICS生(菩提酛生酒)と悦凱陣 純米 無濾過生 阿州山田錦70 H30BYの常温と熱燗でしまぞいのポワレ、さごしの塩焼きと魚すきをいただく

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「御前酒 CLASSICS生(菩提酛生酒)」は、磯子方面の散歩コースの近くに店をかまえる山本屋商店で、「悦凱陣 純米 無濾過生 阿州山田錦70 H30BY」は、芹が谷にある秋元商店で購入。

磯子にある山本屋酒店で購入した「御前酒 CLASSICS生(菩提酛生酒)」のラベル「御前酒 CLASSICS生(菩提酛生酒)」のラベル・データ

「御前酒 CLASSICS生(菩提酛生酒)」の基本的な情報をまとめておくと(ラベルや醸造元サイトを参照)、醸造元:御前酒蔵元 株式会社辻本店/醸造元所在地:岡山県真庭市勝山116/酒質:菩提もと生酒(等外米使用につき普通酒に分類)/原材料名:米(岡山県産)・米麹(岡山県産米)・醸造アルコール/原料米:岡山県産雄町米100%使用※すべて等外米使用/アルコール分:17度/精米歩合:70%/日本酒度:11.0/酸度:1.2/アミノ酸度:1.1/温度:冷や◎、常温△、ぬる燗×、熱燗×/製造年月:23.11 A。

醸造元のコメント(醸造元サイトの商品説明より):「どこか懐かしいレトロな装い。「雄町×菩提もと」のしぼりたて生酒
ローファイでありながら上質。雄町と菩提もとを詰め込んだ、飲み飽きしないハイレベルな味わい。どこか懐かしさ、エモさを感じさせる昭和レトロなパッケージ&味わいを追及した、これぞ「地元の定番酒」。アルコール添加の普通酒ながら、雄町米(規格外)×菩提もとで醸す、飲み飽きしないハイレベルの味わい。気兼ねなく、いつもそこにある酒として。人生の色々なシーンに寄り添います」

全量菩提もと仕込みを目指す辻本店の酒も、菩提もとの酒も初めてだが、このときは必ずしも菩提もとを意識していたわけではなく、試飲させていただいたなかで、まろやかでバランスよく気軽に飲めそうだったので選んだ。ただ、板倉酒造のサイトのそやし水もとの記事「そやし水もとへの挑戦 R2BY」に、「水もとのきっかけは岡山の酒蔵、御前酒を醸す辻杜氏との出会いです」というような記述があって、気になってはいた。

この御前酒 CLASSICS生はこの日に抜栓。

芹が谷にある秋元商店で購入した「悦凱陣 純米 阿州山田錦70 無濾過生原酒 H30BY」のラベル「悦凱陣 純米 阿州山田錦70 無濾過生原酒 H30BY」の裏ラベル

基本的な情報をまとめておくと(ラベルなど参照)、醸造元:有限会社丸尾本店/醸造元所在地:香川県仲多度郡琴平町/原材料名:米・米麹/原料米:徳島県産山田錦100%/精米歩合:70%/使用酵母:熊本9号/仕込総米:1000kg/日本酒度:+8/酸度:2.1/アミノ酸度:1.0/アルコール分:18度以上19度未満/醪日数:29日/醸造年度:平成30酒造年度仕込第9~10号/製造年月:01.08。

醸造元のコメント(裏ラベルより):「凱陣は、四国は讃岐の国こんぴらさんの東に在る蔵の手造り清酒です。当所は幕末時代天領で桂小五郎や高杉晋作が潜伏していたこともある蔵で、選び抜かれた国内の新米と讃岐の偉人空海ゆかりの満濃水系の伏流水を使い丹精込めて醸し上げた純米造りのお酒でございます」

H29BY以来(「香川の地酒、悦凱陣 純米 無濾過生 阿州山田錦70の常温と燗でアボカドとクリームチーズの酒盗和えや鶏肉とブロッコリーのチーズ焼きをいただく」)の凱陣 阿州山田錦。醸造年度の違いは1年だが、日本酒の飲み方がずいぶんと変わった。H29BYは購入後すぐに抜栓して飲んでいた。このH30BYは購入してから抜栓せずにずっと常温で寝かせておいた。3年半くらいだろうか。

この凱陣は、「香川の地酒、悦凱陣 純米 無濾過生 阿州山田錦70 H30BYの常温と熱燗でうどの皮のきんぴら、酢味噌和え、ふきと京がんもの煮もの、豚肉とうどの炒めもの、豚肉と水菜のさっと煮をいただく」のときに抜栓してから常温保存で7か月と2週間ほど。

ライフ・ビエラ蒔田店で購入したしまぞい

この日の食材は、前々日に購入して下処理したしまぞいの残り。

ライフ・ビエラ蒔田店で購入したさごし

同じく前々日に購入して下処理したさごしの残り。

さごしの塩焼き

砂越の塩焼き。海の精 ほししおをふって1時間ほどおいてから焼き、火が通ったあたりで澤屋まつもと厨酒をさっと塗り、仕上げた。

しまぞいのポワレ

しまぞいのポワレ。ソースはレモン汁と淡口醬油。

岡山の地酒、御前酒CLASSICS生の常温でさごしの塩焼きやしまぞいのポワレをいただく

この日に抜栓した御前酒 CLASSICS生の常温で。アルコール添加は本当に久しぶり。5年以上前に「花巴 山廃本醸造 無濾過生原酒 29BY」を飲んで以来か。それは菩提もとではなかったが、考えてみると、岡山と奈良は菩提もと復活の拠点で、辻本店と美吉野醸造はその代表ともいえる。この御前酒、冷やすことが推奨され、常温は△だが、個人的には冷やすのはどうも。燗は×になっているが、試飲してぬる燗でもいけそうだと感じていた。

さごしの魚すき

さごしの魚すき。さごし、白菜、春菊、長ねぎ、しらたき、しいたけ、焼き豆腐など。調味料は、小原久吉焦点の湯浅醤油(再仕込みしょうゆ)、福来純「伝統製法」熟成本みりん、喜界島さとうきび粗糖。

凱陣の阿波山田錦70の熱燗でさごしの魚すきをいただく

凱陣 阿波山田錦70 H30BYの熱燗で。錫半のちろりに入れた酒を湯煎で60℃まで上げて、それをお気に入りのごつい陶器の徳利に少し高い位置から注ぎ、徳利を湯に戻してしばらく待つ。最終的な温度は確認しないので、便宜的に熱燗としている。前々日に開栓した再仕込みの湯浅醤油のコクに、いい感じに熟成した凱陣のうまみ。