石川の地酒、宗玄 純米 雄町 無濾過生原酒の常温と燗でするめいかのボイル サラダ仕立てやトマト煮をいただく

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「宗玄 純米 雄町 無濾過生原酒 H30BY」は、芹が谷にある秋元商店で購入。

芹が谷の秋元商店で購入した「宗玄 純米 雄町 無濾過生原酒 H30BY」のラベル「宗玄 純米 雄町 無濾過生原酒 H30BY」のラベル側面

基本的な情報をまとめておくと(ラベルなど参照)、醸造元:宗玄酒造株式会社/醸造元所在地:石川県珠洲市宝立町宗玄/原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)/原料米:岡山県産雄町100%使用/精米歩合:55%/アルコール分:17度。

これまでに飲んだ「宗玄」は、「純米 八反錦 無濾過生原酒」だけ。料理に合わせやすく、重宝していて、常備したいと思いながら、次は山田錦にしようかと迷ったまま補充していなかった。ちなみに筆者の参考書である古川修『世界一旨い日本酒 熟成と燗で飲る本物の酒 (知恵の森文庫)』には、「どちらも旨みに溢れているが、八反錦は落ち着いたふくよかさ、そして山田錦は深みがあって、飲んだあとの余韻がとても長く続く」と書かれている。

醸造元の宗玄酒造、坂口幸夫杜氏、仕込み水などについては、「石川の地酒、宗玄 純米 八反錦 無濾過生原酒の燗であじの刺身やフライ、鯛の塩焼きをいただく」で触れているので、そちらを参照していただければと思う。

2本目の「宗玄」が八反錦でも山田錦でもなく雄町になったのは、秋元商店のご主人から雄町が13年ぶりに復活すると伺ったから。自分で飲むだけでなく、甥のお祝いにもこの酒をプレゼントした。

「宗玄」については、前掲書の「魚の旨い珠洲市で造っていて、しかも坂口杜氏は夏場、漁師をしているだけあって、魚介類にはなんでも合う~」という記述が頭に焼きついている。この日の食材は横浜駅西口地下街にある鮮魚店・魚力で買ってきたするめいか。本当はやりいかを探していたのだが、見当たらなかった。

ファジョリーニ・ミスティも使ったするめいかのボイル、サラダ仕立て

この日の料理はまず、するめいかのボイル サラダ仕立て。『「アクアパッツァ」日髙良実シェフが教えるイタリア魚介料理レシピ』に、「やりいかのボイル、サラダ仕立て」として紹介されている料理にならったもの(※材料がすべて同じというわけではない)。材料は、するめいか、パプリカ、ブロッコリー、スナックえんどう、ファジョリーニ・ミスティ、赤ワインビネガー、塩、オリーブオイルなど。こちらは「宗玄」の常温で。甘さと芳しい香り。洋風でもいける。

ファジョリーニ・ミスティをトッピングしたするめいかのトマト煮

黄色と紫色が鮮やかなイタリアのいんげん、ファジョリーニ・ミスティをトッピングしたするめいかのトマト煮。材料は、するめいか、トマト、玉ねぎ、にんにく、オレガノ、ズッキーニ、ファジョリーニ・ミスティ(紫・黄)、黒オリーブ、ローリエ、塩、こしょうなど。こちらは燗で。グッと旨みが増し、美味しくいただいた。

ファジョリーニ・ミスティについては、「令和農園日記2019:収穫した紫と黄色のインゲン、ファジョリーニ・ミスティも使って、するめいかのボイル サラダ仕立て、トマト煮、ラタトゥイユ、ほたるいかと豆のソテーなどをつくる」を参照していただければと思う。

《参照/引用文献》
● 『世界一旨い日本酒 熟成と燗で飲る本物の酒 (知恵の森文庫)』古川修(光文社、2014年)