国産レモンを使って塩レモンを仕込んだことは、以前の記事「小田原散歩のときに買ってきたレモンで、塩レモンを仕込み、酵母を起こして製パン用ハーブミックスを練り込んだカンパーニュを焼いてみる」でお伝えした。
こちらが仕込んだ翌日の塩レモン。つくり方は以前つくった塩ゆず(「旬の柚子をじっくり塩に漬けて自家製塩ゆずをつくり、調味料として鶏の水炊きや豚肉と白菜の炒めもの、たかのは鯛のカルパッチョなどに使ってみる」)とまったく同じ。煮沸消毒した保存容器にくし切りにしたレモンと20%の塩をまぜて、隙間ができないように押し込むように詰め、煮沸消毒したひと回り小さいジャムの瓶に水を入れて重しにする。仕込んだ翌日にはレモンから出た水分が、レモンの上まできていた。その後、数日は容器を揺すったりしていたが、あとは水分が上まできているのを確認するだけでほとんど常温で放置し、じっくり漬ける。
塩ゆずの経験から、自家製酵母起こしのようにこまめにチェックしなくてもいいことがわかったので、気にせず放置していたらずいぶん時間が経っていた。
こちらが、仕込んでから2か月近く経過した塩レモン。レモンから出た水分がとろりとしたエキスになっている。レモンを少し切って味見してみると、とてもまろやかになっていた。
井澤由美子『痩せる! きれいになる! 病気にならない! 乳酸キャベツ健康レシピ』に「乳酸キャベツと骨付き鶏のオイル蒸し」として紹介されている料理を少しアレンジした骨付き鶏もも肉のぶつ切りと自家製ザワークラウトのオイル蒸し。この料理には、刻んだ塩レモンを添えて、つけていただいた。さっぱりして、ひと味違う美味しさを味わえる。
ゆずは旬の時期しか仕込めないが、レモンならいつでも仕込めるので、もっといろいろと活用したい。
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