「京の春 熟成特別純米酒 ぶた燗 H27BY」は、菅田町のちょっと行きにくいところにある酒の旭屋で購入。
基本的な情報をまとめておくと(裏ラベルなど参照)、醸造元:向井酒造株式会社/醸造元所在地:京都府与謝郡伊根町/原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)/清酒調合割合:特等阿波山田錦60%精米、特別純米酒9割+伊根町産コシヒカリ70%精米、純米酒1割/アルコール分15度/製造年月:22.12。
醸造元のコメント:「肉全般、特に豚と燗で合う、タンク熟成させたキレのよい社長特製純米酒です」
向井崇仁より:「肉の旨みと熟成燗酒の複雑味が調和し、絶妙な味わいをかもし出します」
酒の旭屋のコメント:「ほのかにシェリー酒やバニラなどの香り、穏やかな酸と広がる旨み、アタックはスッキリ、ちょっぴり複雑、その後は長い余韻、程よい熟成感。お燗をつければ膨らむ旨み、お肉料理に合わせてみたいです!」
向井酒造は、「日本でいちばん海に近い酒蔵」を謳っているいるので、酒はもっぱら魚介向けと思っていたら、豚に合うという熟成燗酒が登場してきた。このぶた燗は「京都の地酒、京の春 熟成特別純米酒 ぶた燗 H27BYの熱燗で菜の花のからし和え、豚ばら肉と大根の煮込み、スペアリブの甘酢あんかけをいただく」のときに抜栓してから常温保存で2か月半ほど。
2か月ほど前に、2日つづけてほぼ同じ肉料理をいただいたときには(「京都と大阪の地酒、京の春 熟成特別純米酒 ぶた燗 H27BYと秋鹿 純米吟醸 二年熟成 阿波山田錦 H23BYの熱燗でスペアリブとザワークラウトのオイル蒸しやオリエント風スペアリブをいただく」)、1日目が「ぶた燗」で、2日目が「秋鹿 純米吟醸 二年熟成 阿波山田錦 H23BY」だった。今回は、1日目が「ぶた燗」で、2日目が「秋鹿 純米 無濾過生原酒 H29BY」の熱燗。
秋元商店で購入したこの秋鹿は、抜栓時のことを記事にしていなかったが、以前の記事「大阪の地酒、秋鹿 純米 無濾過生原酒 H29BYの熱燗で豚ロースのピッツァソース煮や自家製さつまいも酵母でつくったカンパーニュをいただく」で、2019年9月の抜栓時のことを補足している。抜栓してから常温保存で3年7か月強というところ。
この秋鹿を飲んで、秋元商店のご主人から教えていただいたことを思い出した。日本酒の熟成は直線的に進むのではなく波がある。だからタイミングによって思ったような味ではないことがある。この秋鹿はそんな熟成の過渡期のように思えた。次のタイミングに期待。
[※多忙で中断していたブログを再開するためのウォーミングアップしていたはずが、また大きな仕事が入って中断し、あらためてウォーミングアップ中。しばらくは空白の時期の作業や記録や記憶の整理になり、再開までには時間がかかりそうです]
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