「残草蓬莱(ざるそうほうらい)再醸仕込み 濃醇旨口生原酒 R4BY」は、菅田町のちょっと行きにくいところにある酒の旭屋で購入。
基本的な情報をまとめておくと(ラベルなどを参照)、醸造元:大矢孝酒造株式会社/醸造元所在地:神奈川県愛甲郡愛川町田代/原材料名:米・米麹・清酒/原料米:新潟県産五百万石100%使用/精米歩合:60%/アルコール分:16度/日本酒度:マイナス12/酸度:3.1/製造年月:令和5年2月。
醸造元のコメント(ラベルより):「このお酒は仕込みの際に使う水の一部を清酒に変えて醸しました。大変エキス分の濃く甘い味わいは冷でよし、ロックでもよし、炭酸で割るもよし、といろいろとお楽しみいただけます」
大矢孝酒造の日本酒、すごく久しぶり。5、6年前、まだ4合瓶で購入して冷酒で飲んでいた時代に、「残草蓬莱」(「神奈川の地酒、残草蓬莱(ざるそうほうらい) 四六式 特別純米 槽場直詰 無濾過生原酒でいわしの梅煮やいかと大根の煮ものをいただく」)と「昇龍蓬莱」(「神奈川の地酒、昇龍蓬莱 特別純米の燗でどんこの煮つけをいただく」)を1度ずつ飲んだきりで、そこからいきなり貴醸酒へと跳躍することになった。
大矢孝酒造は、文政13年(1830)創業。仕込み水は、丹沢水系の伏流水を使用。この残草蓬莱 再醸仕込みはこの日に抜栓。以前、小型セラーに1本分の空きができたので、なんとなく京の春 伊根町うらなぎを入れていたが、常温保存に変更し、こちらをセラーで保存することにした。
残草蓬莱 再醸仕込みの常温で(セラー保存なのでいくらか冷えている)。日本酒度マイナス12で確かに甘いが、酸が効いているので(ラベルによれば酸度3.1)、スッキリと飲める。食中酒として何ら違和感なく、同じくセラー保存している丹沢山 純米吟醸 2006のようなポジションで魚介に合わせていけそう。個人的には、燗したらこの酸がどうなるのか気になるが、しばらくは常温で味わおうかと。
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